人は1日1食でも元気に生きていける、いや、むしろ1日1食の方が健康にいいといった「1日1食」が話題となっている。

ダイエットとして取り入れている人もいるが、アンチエイジング長寿につながる健康法として注目されているようで、消化に使うエネルギーを減らすことで集中力も持続してエネルギッシュに仕事ができるといったメリットもあるらしい。

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1日1食を実践している人のブログを探してみたところ、

・私最近は1日1食に近くなりつつあります。空きっ腹の方が仕事が捗る
・ここ1ヶ月以上毎日1日1食にしています。活動は寝てるだけだから運動していないし
 一食でも困りません
・今年の四月中旬から1日1食にしています。今は食べたい時に食べて、食べようと
 思わない時は食べない感じ

などなど、1日1食の人はかなり実在しているもよう。

・本当に身体の調子がいいんです。身体の不調の殆どは「食べ過ぎ」にあると認識して
 いる今日この頃です
・不思議なことに以前よりはるかに元気になりましたよ。栄養過多はほんまにあかんと
 いうことがよくわかりましたわ
・最近の私は食事をすることがカラダのちょっとしたストレスになることがある

などと、消費カロリーを減らすことによるプラスの効果を実感している人も少なくない。

・翌日の朝食の美味しいこと美味しいこと
・1日1食にして良かったと思うことのひとつに、料理をきちんとするようになったこと
 がある
・1日1食となれば、料理にも気合が入ります

といった、1食の重みを実感し、食への意識が高まるという効果もあるようだ。

その一方で、

・1日1食は私には無理かも。仕事中は動いているのでやはりおなかがすく。お昼は
 きちんと食べたい
・やっぱり食べたいし…食べるの好きだし…無理〜
・1日1食だと爆発的に食べちゃうから、1日1食ダイエット一回やめ!!

といった、無理だという意見や、

・栄養的に大丈夫なのか?
・「1日1食」?3回まで楽しみが許されているのに?
・1日1食とかは、体がためこんでしまい、かえって太るそうです

などといった否定的な声も少なくない。

なお、1日1食ブームのきっかけとなった、医師の石原結實による「一日一食」という本は、サブタイトルに「40歳を過ぎたら、食べなくていい」とある。栄養が必要な成長期の子供はもちろん、若者にも1日1食がオススメできないことは、強調しておく必要があるだろう。

既に栄養を十分に摂ってきた中年が、そろそろ摂取カロリーを控えた方がいいんじゃないのといったことを意識するきっかけとしては、この1日1食ブームも悪いものではないのかもしれない。

(芦之由)