2015年に株式市場で勝つにはどうすべきか。マーケットはテーマ性の高い銘柄に資金が集中する傾向がある。そこを見極め、さらにその中でも成長性が高い銘柄をいち早く見つけることが成功のカギだ。

 2015年も円安が進み1ドル=140〜150円の超円安まで考えられる。庶民の生活には逆況だが、逆手にとって投資に活かすことで打撃を相殺できる。

 投資情報サイト「東京IPO」編集長の西堀敬氏は、「円安進行に伴って加速する『訪日外国人の増加』の恩恵を受ける銘柄が大きなテーマとなる」とみる。観光庁の発表では、2014年7〜9月期の外国人旅行消費額は前年同期比41.2%増の5505億円だった。

「この消費額が1年間続けば計算上は年間2兆円。さらに円安が進めば2014年以上に訪日外国人の人数と消費額の増加が関連企業の業績と株価を押し上げると考えられます」(西堀氏)

 ブランド品買い取り・販売大手のコメ兵(こめひょう)の株価は、訪日外国人の旺盛な消費を受け、この半年で約2.5倍となった。さらなる上昇も期待できる。

 コメ兵とともに、西堀氏が推すのは日本ビューホテルだ。

「浅草やスカイツリー観光が訪日外国人に大人気となっている追い風を受けて、旗艦の浅草ビューホテルが大幅売り上げ増となっているのに加えて成田ビューホテルも稼働率がアップしている。1年で2倍近くまで株価が上昇することもありえます」

 同社は2001年の民事再生法申請、その後の債務返済を経て2014年7月に東証2部上場。筆頭株主が再生ファンドであるため「市場で売ってくるのでは」という思惑から売り圧力が強く、直近まで株価は下がり続けてきた。ただしすでにPBR(株価純資産倍率)は1倍を割り込んでおり、割安といえる。

※週刊ポスト2015年1月16・23日号