箱根駅伝の醍醐味といえば、ごぼう抜き。過去最多は、09年の20人抜きだった。この年は記念大会で23校が出場していたのだが、11年大会でも17人抜きが記録されている。どちらも舞台は、各校のエースが火花を散らす“花の2区”だ。

「今年も好メンバーの争いになりそうです。駒大の村山は日本人の2区の最高記録(1時間6分46秒)を狙っているし、双子の弟で城西大のエース・紘太(4年)は予選会でトップだけに、直接対決となれば楽しみです。また、2月の東京マラソンの出場を決めている東洋大の服部勇馬(3年)、大東文化大にはツインズの市田孝(4年)と宏(4年)が控え、山梨学院大にも昨年こそ2区で右足腓骨疲労骨折で棄権したオムワンバ(3年)と豪華な顔ぶれです」(竹内記者)

 ただ、1区にも準エース級の名前が上がっているだけに、ごぼう抜きシーンは難しいとの声もある。

 とはいえ、高速レースが予想されるうえに給水ルールの変更もあって、運営管理車から指揮官たちの激しいゲキが飛びそうだ。

「今回から監督による手渡しの給水が禁止になりました。なので名物監督が選手と並走して声をかけながら“魔法の水”を手渡す激走シーンが見られなくなる(笑)。でも、これまで以上に、車上からの名言や決めゼリフが飛び出しそうです」(スポーツライター)

 注目は、駒大の大八木監督。横浜ベイスターズの中畑清監督とは酒友達の熱血漢だけあり、「男になれ!」「男を見せろ!」のひと言は生で聞きたいもの。

 青学大の原晋監督(47)は、大会前恒例のトークバトルイベントの席上で「復路にもまだ弾は残っとるがよ」と、故・菅原文太の名ゼリフを吐いてファンから拍手喝采。箱根でも出身地の広島弁が炸裂しそうだ。

 今年で退任する早大の渡辺康幸監督(41)にしても、最後までデッドヒートを繰り広げるような展開になれば、名将・故中村清監督にならい、校歌を熱唱するシーンがあるかも。

「沿道からの応援という点では、有名人やタレントが現れる地点があるんです」

 こう明かすのは、フリーカメラマンである。

「まず、フリーアナの徳光和夫が有名ですね。ほぼ毎年、湘南大橋の手前500メートル付近に陣取り、大声で『湘南の風はキミの味方だ!』とか『破竹(8区)の勢いだ!』なんてオヤジギャグを飛ばします。この国道134号線では、サーフィン好きの芸能人も出没する。かつて初乗り後に木村拓哉&工藤静香夫妻が歩道橋の上から観戦していたという目撃談も。1区なら五反田でGLAYのTERU、川崎で松任谷由実と正隆夫妻、2区の横浜では、宮沢りえの姿が撮られたとか。5区でも毎年のように有名人のお忍び観戦が話題に上ります。SMAPの中居正広が中腹のホテルの窓から顔をのぞかせていたとか、12年大会では篠田麻里子が両親と宿泊し、観戦していましたね」

 今大会はいつにも増して観戦ポイント満載。ぜひとも箱根駅伝マニア有名人と一緒に盛り上がりたい。