共稼ぎの2つのサイフが悲劇を招く! 油断と相手任せで予想外の貧乏老後に

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共稼ぎの夫婦の場合、専業主婦の夫婦と比べて、家計の収入が多くなることが多い。これなら「老後資金もバッチリ!」と思ってしまいがちだが、そこには大きな落とし穴があった。共稼ぎがはまるワナはこれだ!

稼ぐゆえに支出は派手だが貯蓄は相手に依存!
結局貯蓄なしの老後が来ても後の祭りに

 工藤和夫さん、朋子さん夫婦(仮名)は共働き。2人とも総合職で稼ぎがいいこともあり光熱費と家賃を折半する以外は、お互いのサイフは別々で干渉しない約束だった。そのためお互いの本当の貯蓄額や毎月の小遣い額は一切不明。どの銀行に口座があるかも秘密だ。

 ある日、和夫さんが脳梗塞で意識不明となり入院したが、朋子さんは和夫さんの保険などがわからず大慌て。個室代など医療費の請求が来たが朋子さんは貯蓄がほとんどないため、家賃を一人で支払う上に高額な医療費まで払う余裕がなかった。

「和夫さんの口座がわかれば」と期待していた朋子さんが落胆することになったのは1週間後。お互い派手な支出をしていて世帯では貯蓄はほとんどなかったことが判明したのだ。

 朋子さんは「和夫さんが貯蓄してくれていると思っていた」と恨むが、それはお互い様。「世帯として貯蓄や保険など、しっかりと片付け情報共有や準備をしておくべきだった」と朋子さんは後悔しきりだ。

こうしたことにならないための手立てとは?
共稼ぎは2つの口座と仮想専業主婦で貯まる

 共稼ぎ夫婦は妻が専業主婦だと仮定し、夫の給与の範囲内で生活する習慣を身に着けることが大切だ。

 まず「生活費用」と「貯蓄用」の2つの銀行口座を作り、給与が出たら夫は生活費用と貯蓄用へ決まった額を移す。妻は全額を貯蓄用へ移す。妻の小遣いは夫が出した生活費の範囲内が理想だが、無理なら少しだけ自分の給与から上乗せしてもいい。

「共稼ぎ夫婦には妻が出産などで働けなくなった途端に家計が破たんする例が目立つが、この家計習慣を身に着ければ難なく対処可能です」(FPの江原さとみさん)。

 このように、起こりうるリスクに備えた対応をしておくことが大切だが、今発売中のダイヤモンド・ザイ2月号には、こうした夫婦や親子間のお金の落とし穴と解決策をまとめた「しないと数百万円の損も!夫婦と親子のお金の片付け」が載っている。ケーススタディの数は20。ぜひとも、この記事も参考にして年末年始にお金の片付けを。