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演歌歌手の氷川きよしと水森かおりが30日、東京・渋谷のNHKホールで、『第65回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15〜23:45)のリハーサルを行い、注目されている本番衣装をそれぞれ披露した。

氷川は31曲目、水森は32曲目と連続して登場する2人は、豪華衣装で勝負。氷川は、「ちょいときまぐれ渡り鳥」で、"ハイテク江戸ワールド"をテーマに、最新テクノロジーを使ったセットで股旅の世界を表現する。リハーサルでは、紅白初の全身股旅の衣装を着た氷川が、ひょっとことおかめのスケルトニクス(動作拡大型スーツ)と、ひょっとこダンサー14人を率いて登場。センターには、幅4mの扇のロボットアームが人間のようなあおぐ動きを見せ、存在を放っていた。

前日の囲み取材で、デビューから15年連続での紅白出場を「本当にうれしい」と喜び、「命ある限り毎年出させていただけるよう頑張っていきたい」と紅白への思いを語っていた氷川。本日リハーサルを終えると、「最先端のテクノロジーにびっくりしました。乗ってみたい!」と興奮気味に語った。

一方、水森は、ブライダルファッションデザイナー桂由美がデザインした変幻自在の巨大ドレスで「島根恋歌」を熱唱した。始めは白いレースのドレスで登場し、歌の途中で上に伸び、赤色に変化。高さだけでなくスカートが見る見るうちに巨大化。ドレスの裾部分は人が演じ、その広がりを表現していた。歌い終わったあとには、嵐の松本潤とHKT48の指原莉乃が「すごいですね〜」と声をかけ、「怖くないですか?」と質問。水森は「大丈夫です!」と手を振りながらステージを去っていった。

水森も前日の囲み取材で「1年間頑張ってきた作品で歌い収めをさせていただけるというのは、歌手としてこの上ない喜び」と思いを伝え、衣装についても「おめでたい感じ」と説明していたが、本日のリハーサル後に「すごかったですね。進化しました」と実際に着た感想をコメント。「ハッピー人間ドレス」と命名し、「うわぁ〜開いた〜って感じでした」と振り返った。今回の衣装は水森史上最高の高さだという。

今年の紅白のテーマは「歌おう。おおみそかは全員参加で!」で、紅白合わせて51組が出場。紅組の司会は吉高由里子、白組の司会は嵐で、総合司会は有働由美子アナウンサーが務める。昨年は、白組が優勝し、通算の対戦成績は紅組29勝、白組35勝。