クレカ貧乏になりやすい人ってどんな人? クレカで破滅しない方法

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今や、ほとんどの商品やサービスの支払いはクレジットカードでできる便利な時代になった。もし、手元に現金がなくても、クレジットカードさえあれば、おいしいものが食べられる。わざわざ店まで出かけなくても、自宅で寝そべりながらワンクリックで高価な商品だって買える。

実に手軽で人に優しい時代だ。だが、その手軽さには、便利な時代だからこその大きな落とし穴がある。

その「落とし穴」にはまってしまう人とは、どのような人なのだろうか。

●むやみやたらとカードをたくさん持っている人
カードを持つには、一般的には入会費や年会費が必要だ(不要なものもある)。カードをたくさん持っているということは、カードの枚数分だけの維持費用がのしかかってくるわけだ。
ネットショッピングで登録しているカードの変更が面倒で…とか、加入すればポイントがもらえるとか、でカードを増やして、ついついそのままにしてはいないだろうか。年会費も馬鹿にならない。

●カード領収書をすぐ捨てる人
カードで買い物をして発行された領収書は、これから自分が支払わないといけないお金の証。決して、支払いが完了した証ではない。
これから支払う対価のかわりに、今、モノやサービスを手に入れられているのだ。
その場では現金が減らないから、自分が金欠に陥っているという意識はない。しかし使ったお金は必ず後で請求がきて支払いが発生する。それを忘れると、買った後に地獄がポッカリ口を開けて待っていることになる。

●カードで何を買ったか覚えていない人
大勢の飲み会で「俺がまとめてカードで払っておくから」などといってその場で会費を徴収してカードで支払う。みんなから集めたそのあぶく銭はいつの間にか使ってしまい、請求がきたときには「なんだっけこれ?」となるパターン。徴収した会費は“預かり物”という認識を持つべきだ。

●明細書を確認しない人
月毎でまとめられるためか、クレジットカードの明細を確認しない人は結構多いのではないだろうか。
カードを使った時点でお金を使ったと意識することは言うまでもなく重要だが、買ったものと請求額をきちんと照合することは、それ以上に大事なのだ。
最近は、明細をインターネットのクレジットカードサイトでも確認できるので、照合する習慣をつけておこう。
不正請求に気がつかずに毎月支払わされていたなど、身に覚えのないものが含まれていないとは限らない。

●カードでおごりたがる人、キャッシングする人
気前のいい人と思われたくて、「カードで払うから大丈夫!」なんて気安くおごってしまう人や、後先考えずにキャッシングしてしまう人はさらに危険だ。
こういうタイプの人はカードを持たせては絶対ダメ。
自転車操業は、必ずいつしか回らなくなる。カード破産という事態にも陥りかねないからだ。

こんな人は、最近話題のデビットカードを活用しよう。
デビットカードとは、預金口座と紐付けされた即時決済取引用カードのこと。手元に現金がなくてもOKだが、口座に残高がないと支払いが成立しない。
つまり身の丈以上の買い物ができないので、少なくともカード破産という事態は避けられる。


内藤由美