遠藤保仁 (撮影/岸本勉・PICSPORT)

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27日放送、テレビ東京「FOOT×BRAIN」には、チームで3冠を達成したガンバ大阪遠藤保仁が出演。「2014日本サッカー総括SP」と題し、今季を振り返った。

自身も初のMVPを受賞した遠藤だが、「断然嬉しい」と語るのはチームの方。「チーム全員でアウォーズに行くっていう、最高ですね」と笑顔を見せた。

そんな彼のプレーに対し、他のゲスト解説陣から「試合中、何を見てプレーしているの?何を考えてるの?」と訊かれると、遠藤は「鳥になれと思ってます」と切り出した。

「鳥が(空中で)とまって(飛んでい)る時ありますよね。あん時、すごいカッコいいなと思うんですよ。俺が空を支配しているみたいな。(ピッチに)20人いるじゃないですか。それを一挙に支配したい。全員を自分のパスで動かすみたいな。でも無理ですね。無理って言ったらダメだな。可能性は低いですけどそこを目指してます」。

その理由をこう語った遠藤だが、シュートまでの流れが全てイメージ通りにいくのは「年に一回あるかないか」といい、「今シーズンは一つもなかったです」とも――。

また、W杯での惨敗について「相当力の差は感じました。自分達の力不足っていうそれだけ。(差は)組織力以外全部です。組織力は世界一だと信じてます。ただ組織を壊すのって個じゃないですか。その個があまりにも差があるのでそれに対応できない」と述べた遠藤は、日本の課題の一つを「世界に通用するセンターバックっていないんですよね。サイドバックはいてもセンターバックがいない」と分析した。