【NISA口座活用術】正しいNISA口座の使い方とは?

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2015年1月より2年目のNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)がスタートする。NISAをきっかけに株を始めるという人も多いはず。そこでNISAの落とし穴とその対策術も伝授しよう。

【NISA口座活用術1】
夫婦でそれぞれ口座を開設して非課税枠を2倍に増やそう!

夫婦なら年間200万円まで非課税枠を拡大できる

 値上がり益と配当に対しての税金がゼロになるNISAだが、残念なことに投資できる金額は1人年間100万円までという制限がある。現在、投資資金が1000万円あってもNISA口座では年間100万円までしか購入できない。つまり、ある程度資産を持っている人の場合、全体のほんの一部しかNISA口座で運用できないことになる。
 それを少しでも回避したいなら、夫婦でNISA口座を開設すること。そうすれば、倍の年間200万円までの枠に対しての利益や配当が非課税になる。たとえば2023年までの10年間、2人で10年間続けて100万円の枠を使った場合、最大2000万円まで非課税になるのだ。

非課税枠が増えるほど節税メリットが強力に

 当然ながら投資額が大きくなればなるほど、値上がり益や配当に対する非課税額は大きくなる。例えば、200万円運用する場合、30%の上昇でも60万円の利益。一般口座なら約20%の12万円の税金が取られるが、NISA口座なら税金ゼロ。まるまる利益を享受できる。
 ちなみにNISA口座が開設できるのは20歳以上から。どうせなら「子供にもNISA口座を……」と思った人もいるかもしれないが、残念ながら未成年者は口座を開設することはできないので注意。ただし2016年からの導入が検討されている。

【NISA口座活用術2】
値上がり益狙いか配当狙いか
まずは投資の目的を決めよう!

成長株で大きな利益を狙うか、配当を着実に積み上げるか

 株を買う前に、NISA口座での投資の目的をはっきりさせよう。「手堅く配当金を積み重ねる」のか、「リスクをとって値上がり益を狙う」のかで買うべき銘柄は違ってくるからだ。また、減らしてはいけない老後資金なのか、余裕資金なのかも重要なポイントとなる。
 できるだけ安全に投資したいなら、財務が安定し、財務が良好な高配当株を狙おう。株価に一喜一憂することなく、NISAの非課税期間の5年間、配当を積み上げていくのだ。
 積極的に資産を増やしたい人は、小型株の成長力や業績低迷で大きく売られた株の復活に乗る、などの投資がオススメ。うまくいけば、予想以上に大きな利益を得られることも。

 投資資金が大きい人は、節税メリットを最大限享受するために、NISA口座にハイリターンが狙える銘柄を集中させるのもありだ。
 「活用術1」のように、夫婦でNISA口座を使うなら、2人で使い方を分けるのもいい。例えば、妻は配当狙い、夫は値上がり益狙いで銘柄を選べば、NISAで攻めと守りの投資がセットでできるのだ。

【NISA口座活用術3】
10万円株を複数買うことで
リスクを分散&軽減しよう!

安定的に運用するために業種や投資の時期を分散

 10万円株のメリットは手軽に投資できることだけではない。年間100万円というNISAの限定された枠の中でも、10万円株なら複数の銘柄に投資することができるのだ。
 例えば、1つの銘柄だけを持っていると、突発的な業績悪化があると、大きなダメージを受けてしまう。だが値動きの違う複数の10万円株を持っていれば、そのリスクを大幅に下げることが可能になる。
 分散には「銘柄」と「買う時期」の2つがある。基本的な考え方は、自動車、小売り、ITなど値動きの違う複数の業種の銘柄をそれぞれ年間数回に分けて買うこと。そうすることで、高値掴みを避け、より安定的な成果が期待できるのだ。

【NISA口座活用術4】
10万円株を年に10回売買して100万円の枠をフルに使おう!

買いと売りを繰り返して投資のスキルアップにも!

 NISAでは年間100万円の枠まで買えるが、一度に100万円用意する必要はない。少額投資家もどんどん活用できる制度なのだ。
 日本株は投資単位の引き下げで、約2500銘柄が10万円台で買える。5万円以下で買える株も約600銘柄もある。
 ここで、NISAで株を始める人にオススメしたいのが、10万円株を年間10回売買して、100万円の枠をフル活用するやり方だ。これならたった10万円で100万円の枠を使い切ることができる。
 そして売買を繰り返すことで確実に投資スキルがアップする。株は、買いと売りができてこそ1人前。枠をフル活用しつつ、今年は練習のつもりで売買するのも悪くないのだ。

【NISA口座活用術5】
NISA口座開設と同時に入金まで忘れず一気に済ませよう!

NISA口座は入金の仕方もカンタン!

 値上がり益と配当が「税金ゼロ」になり、活用しないともったいないNISA。だが意外にも、NISA口座をまだ開設していない人が多い。
 NISA口座を開設していない人向けの口座開設での注意点は2つ。
 1つ目は、NISA口座は1人1口座のみで、現時点では一度開設すると4年間は金融機関を変更できないこと。株を買うなら、証券会社の中から売買手数料などで選択しよう。
 2つ目は、NISA口座開設まで4から6週間かかること。NISA口座開設は(1)書類と住民票の取り寄せ、(2)書類と住民票の提出というプロセスだが、NISA口座の開設には提出してから通常で4から6週間かかるのだ。
 また盲点なのは、せっかくNISA口座を開設しても入金を忘れているケース。入金は、銀行など金融機関の自分の口座から、指定されたNISA入金用口座に振り込めばOK。簡単なので、千載一遇の投資チャンスを逃がさないためにも、NISA口座が開設されたらすぐに振り込もう。