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●今年の忘年会は気になる家電を集めてみたもうすっかり年の暮れですね。あわただしい年末ではありますが、欠かせないものといえば、忘年会。せっかく家電fanの編集部にいるのだから、今年出た製品を使いながら忘年会で楽しんでみたい! ということで、編集部的に気になっていたキッチン家電・生活家電をかき集めて忘年会をしてみました。

まずはかき集めた製品の紹介から。

○山善 ハイブリッド式こたつ「KDR-L135」

こたつといわれて想像するのは、座卓に布団という組み合わせ。ですが、こたつの進化は著しく、最近では布団なしの製品も登場しています。「KDR-L135」もその一つで、こたつ布団がなくてもカーボンロングヒーターのおかげで足もとまで暖まるそうです。直販価格は税込26,800円。

今回はこたつの進化を目の当たりにしてみたい、ということで忘年会のメインテーブルとして活躍してもらうことに。ちなみに今回は山善で販売しているイスを使っていませんが、耐熱などの関係上、セットで販売しているイスを使うのが望ましいとのことです。

○パナソニック 卓上IH調理器「KZ-PG33」

冬になると無性に食べたくなる鍋。具材を切って煮るだけ、というお手軽さにもかかわらず、満足度もコスパもバツグン! それに、こたつに鍋って最高だと思いませんか?

2014年9月に発売された「KZ-PG33」には、鍋用のだしを取るためのコースがあります。煮立つと自動で火力を抑えて吹きこぼれを防いでくれるというもの。つまり、ほっとけばだしができちゃうということです。実勢価格は税込16,000円前後。ふだん市販の鍋の素を使っているけれど、今回はだし用の昆布を買いました。

○タイガー魔法瓶 IH陶板焼き器「CRX-A100」

鍋もいいけど、もっとこう、「肉!」って感じのものが食べたい……。季節に関係なく食べたくなる料理No.1(筆者調べ)の焼肉もすることに。

焼肉のために借りたのは、2014年8月に発表された調理家電の新ブランド「GRAND X」シリーズ第一弾となるIH陶板焼き器「CRX-A100」。蓄熱性の高い陶板を使用しており、肉の内部がやわらかくなる温度だといわれている65度を保って焼き上げます。実勢価格は税込40,000円前後。

○日立アプライアンス IH炊飯器「おひつ御膳 RZ-VS2M」

少量炊きにこだわる日立の炊飯器で、特に気になっていたのがこちらのおひつ御膳。2合以下の少量炊きに特化しています。おひつ部分と熱源部が分離するため、炊飯後は食卓におひつを運べます。保温効果の高い「全周断熱構造」を採用しているため、熱源部から分離しても2時間ほどならご飯はホカホカなまま。実勢価格は税込46,000円前後。

忘年会にご飯は必要ない、と言われればその通りですが、家電fan編集部としてはおいしいご飯を食べなくては年を越せない、と筆者が勝手に判断。少量をおいしく炊けて、なおかつ食卓におひつごと運べる点も家電忘年会にぴったりです。

ちなみに炊いた米はアイリスオーヤマの生鮮米です。米の鮮度を保つために精米したての米を3合ずつ小分けにして、酸化を防ぐ高気密パックに封入したもの。「ひとめぼれ」と 「つや姫」が手もとにありましたが、今回はあっさりな味わいの「ひとめぼれ」を炊いてみました。

○グリーンエージェント 家庭用電動ワインディスペンサー「Vinaera」

2014年のボジョレー・ヌーヴォー解禁がまだ記憶に新しいですが、筆者は普段からまったくワインを飲まないうえに、「渋い」というお子ちゃまな理由で赤ワインが苦手です。しかし、そんな人でも「Vinaera(ビナエラ)」があれば、赤ワインをおいしく飲めるかも……!

というのも、この「Vinaera」はワインの香りを引き出すエアレーションという作業を一瞬で行います。通常は30分から40分程度かけて空気に触れさせますが、「Vinaera」ではワインを吸い上げる過程で、きめ細かな泡をワインに多く含ませるので一瞬でエアレーションが完了するんですね。

そもそもエアレーションなる作業の存在すら知らずに生きてきましたが、これを機に赤ワインを克服できたら良い新年を迎えられそうだな〜なんて思いながら使ってみました。実勢価格は税込13,000円前後。

ではこれらの製品を実際に使って忘年会だ〜!

●こたつが組み立てられない○こたつの組み立てに悪戦苦闘

ではさっそく忘年会! とその前の準備でさっそくつまずいてしまいました。

何度やっても、こたつの脚がキッチリはまらない。ネジを限界まで締めているのにぐらついたまま……。きっと部品不備に違いない! と怒っていたら、編集Kがやってきて一言、「これ、逆じゃん」。

と、さっそく挫折を味わいつつも、こたつの組み立てが完了しました。山善さん、すみません。部品に不備はまったくありませんでした。気を取り直してご飯を炊きましょう。おひつ御膳にはしゃもじと計量カップが付属しています。

そろそろ鍋のだしも取らないと……。と、昆布を入れて「鍋だし作り」コースを選択。あとは放置するだけなので、だしを取ってもらっている間に鍋の具材と焼肉の準備をします。

○忘年会スタート! まずはワインを飲もう

ご飯も炊けたので、そろそろ本番。まずはワインをエアレーションの前後で飲み比べてみました。

最初にエアレーションをせずにそのままワインを飲んでみます。みんなは「いや、普通にうまい」と喜びながら飲んでおりますが、筆者の感想は「赤ワインはやっぱり渋い」。ぶどうの皮の味がする……。続いてVinaeraで注いだワインを飲んでみましょう。

グラスにワインを注ぐと泡立っていますが、泡はすぐに消えてしまいます。ひとくち含んでみると、「あ、あれ……? これほんとに同じワイン?」と思いました。大げさだなあ、と思うなかれ。本当に変わりました。もともと冗談半分で「克服できたらいいなあ〜」と思っていましたが、実際に克服できて筆者が一番驚いています。なんだ、赤ワインっておいしいじゃん。

エアレーションする前も「おいしい」と言って飲んでいた他の編集部員からは「味がまろやかになった」「飲みやすくなった」「香りがよくなった」とのコメントをもらいました。

飲んでばっかりではなく、鍋に具材を投入して肉も焼き始めます。鍋はIHだから火加減も難しくなく、調整もラクです。だしが取れているのか心配でしたが、ちゃんと鍋になっていました。ほとんど手間もかかっていないのに「鍋うまい」「やっぱ鍋最高」と評判も上々で、コスパの良さにあらためて感服です。だしの取り方に関するイロハがわからない素人でもこんなに簡単にだしをとれてしまうことに驚きました。

陶板焼きは「65度」を保ちながら肉を焼いてくれるので、焼肉屋さんでよくある「炭と化した肉」の失敗はないようで安心。炭火焼きのような「ジュージュー感」はないですが、家庭での焼肉であんまり煙が出ても困りものですからね。

ちなみに陶板が汚れても濡らしたキッチンペーパーで拭き取るとするりと取れます。赤身の多い肉をあえてチョイスしましたが、肉は確かにやわらかい。火はしっかり通っているけど、やわらかさも保っています。個人的にはエリンギのおいしさに打ちのめされました。

忘年会でご飯を炊く、と主張した際には「ご飯いらないだろ、何言ってんの?」と冷たくあしらわれましたが、実際に食べてみると「ご飯がなくちゃね」という結論に。ご飯はしゃっきりした食感で、うまみがしっかり感じられる炊きあがりでした。

○家電トークに花開く

お腹がいっぱいになった後は、今年を振り返ってあんなことがあった、こんなことがあった、と談話。そんなこんなで話題は「新年会はどんな家電を試すか」に移り、ああでもないこうでもないと盛り上がったのでした。

(野山靖代)