『悪人のススメ いつまで「いい人」を続けるのですか (自己啓発)』川北 義則 KADOKAWA/中経出版

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「なぜ、そんな男と付き合っているんだ!?」

 美人で気立てが良く、それでいて頭の良い女性が、信じられない程にワルい男と付き合っている。幸せならまだしも、苦労をして泣いてばかり。「そんな男とは別れて、真面目で優しい俺と付き合おう」と伝えても、相手にしてもらえない......。

 そんなワルい男にも勝てないって、どういうことだ――そんな切ない経験をしたことのある男性は少なくないのではないでしょうか。実はこれには女性が持つ特有の性質が関係しているのだそうです。

 女性は排卵時期になると、自分の産む子の父親にふさわしい男性を探すようになるとのこと。そこでは「本能的に強い男性」を優先するため、こういったワルい男が選ばれがちなのだというのです。

 書籍『悪人のススメ』では、米国テキサス大学のある実験が紹介されています。

「排卵期とそうではない時期の女性に、セクシーでちょいワル風の男性と、真面目そうな男性の写真を見せて『どちらが自分の子の父親に向いていると思うか』と尋ねると、排卵期の女性は、決まってちょいワル風の男性を選ぶという。その理由を聞くと、『いまは悪くても、将来的には子供のよい父親になり、自分に対しても献身的な夫になる』と思い込んでしまうらしい」

 女性がワルい男を選びがちなのは本能的なものだというのです。そのため、この実験を行なった助教授は、男性を選ぶときは排卵期を避けるようにと忠告しています。

 同書の著者・川北義則さんは、婚活の場でも「ワルい男が選ばれる」といった傾向が見られるといいます。

 婚活に参加する女性の理想の男性像は「真面目で温厚で優しい」といったものですが、実際はちょいワルおやじがモテたりするようです。「堅実で真面目そうな男性を選んだ女性でも、つきあいを重ねれば変化を求めるもの。変化のない男は嫌われるのだ」と川北さんは語ります。

 ポイントは、変化やギャップ。意外性がある男性は女性の心をつかむのです。例えば、見た目がワルそうな男性が、意外にも優しかったり、または、礼儀正しかったりするとどうでしょう。そうしたギャップのある男性の方が、恋愛の対象になりやすいのだそうです。

 ですので、真面目が取り柄の男性に対して、「いつまでも真面目のままでいても勝ち目はない」と川北さんは指摘します。

「真面目タイプも、ときには勇気を奮って逆の意外性を発揮できないとダメだ。『まさか、そんなことをする人だと思わなかった』女とは、こんな言い訳をいつも用意しているものなのだ。それでも意外性のある男に、女は惹かれるのである」(同書より)

 クリスマスまであとわずか。しばらく、街は幸せそうなカップルで溢れかえることでしょう。真面目な男性のみなさん、そんなカップルを横目に「リア充、爆発しろ」などと心の中で叫ぶくらいなら、自分の殻を破って、ちょっとだけワルぶってみてはいかがでしょうか。