「お総菜は保存料、合成甘味料などもなし。自社工場でほとんど手作り。何買っても間違いなくうまい。そういう信頼感があります」と語るのは、「成城石井」愛が高じて書籍『成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?』も出版したジャーナリストの上阪徹さん。

「店員さんの教育が行き届いていて感じもいいの。今日は何がおいしい? って、会話も楽しいんです」(上阪さん)

 こだわりのお総菜、おいしいと話題のおつまみなど。2000円で「贅沢でスペシャルなもの買えた」満足感と 食卓がちょっと豪華になる幸福感を与えてくれる、東京・成城に本店を置き、全国100店舗以上に拡大した「成城石井」。その愛される理由を探った。

 まずは店員の動きに注目。レジではプロの技が光っていた。ねぎは持ち手から差し入れると安定。いちごはポリ袋に入れて空気を含ませつぶれないように、と気遣いをしている。

「成城石井」では商品をレジ袋に入れてくれるサービスにも特色が。牛乳パックは注ぎ口を上に、卵は縦の重みには強いので一番下にと配列される。さらに、新しい商品との出会いも楽しみの一つだという。

「バイヤーが話題になりそうな商品を世界中から見つけてくるんですよ」と上阪さん。ココナッツオイルは成城石井がいち早く取り入れ、流行の先駆けになった。

「生鮮食品、ワインもチーズも、バイヤーが試して納得したものしか店には置かない。だから何食べてもおいしい」と上阪さんは熱く語る。

「さんまは手で持つとピンと立つほど活きがいいし、みかんは甘くて味が濃い。ワインは定温輸送にこだわり、飲み頃を店頭に出す。味や品質を考えると高くない。決して高級スーパーではないんです」(上阪さん)

※女性セブン2014年12月25日・2015年1月1日号