米海軍が偵察用サメ型ロボットを開発中。単独で水深90mまで潜行、敵艦調査などに活用

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米海軍が、リアルに泳ぐサメ型ロボット「GhostSwimmer」を開発、動作試験を実施しました。尾ひれで推進するためスクリューによる騒音の発生がなく、敵艦に気付かれずに偵察できるとされています。米軍といえばこれまでも、輸送用として開発している四脚ロボット「BigDog」が話題になっています。開発2年目の2010年頃はかなり 気持ち悪かった ぎこちなかったその動きも、今年7月の段階ではかなり精度が上がり、遠くから見ればその名の如く大きな犬に見間違えそうなほどです。  
 

 
「GhostSwimmer」は米海軍の研究。リリース文には「魚」と書かれていますが、明らかにサメを意識した造形です。この形状なら一般の船上から目撃されたとしても、うかつに近づかれることはなさそうです。
 
GhostSwimmer は全長約1.5m。重さ約45kg。約90mの深さまで潜行できます。バッテリーによる長時間の自律航行が可能ですが、この場合は敵艦などの情報を収集した後、データを受け渡すため定期的に浮上する必要があります。このため、作戦内容に応じて船上のノートPCとケーブルで接続したまま活動させることも可能となっています。

米海軍は GhostSwimmer が実際のミッションに投入される具体的な時期を明言していませんが、従来の魚雷型のスパイ用ドローンに比べるとスクリュー音もなく、より怪しまれずに行動できるメリットがあると説明しています。

ちなみに泳ぐロボットとしては、国内でも長崎大など複数の機関で開発が進められています。魚型以外でも、たとえば東京工業大学発のベンチャー企業 HiBot はウミヘビ型ロボット ACM-R5H を開発、販売しているほか、東京工業大学附属科学技術高校 TRYBOTS はペンギン型ロボット「もるペン!」を開発しています。