日本テレビ系列水10ドラマ「きょうは会社休みます。」が12月17日に最終回を迎えた。幸せになった人もいれば、報われない人もいるのが恋愛ドラマ。幸せになってほしい人ランキングを独断と偏見の上決定しました。

写真拡大

朝尾さーん!!
日本テレビ系列水曜ドラマ「きょうは会社休みます。」がついに最終回を迎えた。花笑(綾瀬はるか)は、田之倉(福士蒼汰)と朝尾(玉木宏)のどちらを選ぶのか?
結論から言うと、田之倉エンドでした!

田之倉と別れて間もなく、朝尾にプロポーズされた花笑。「私が好きなのは田之倉くん」とは言うものの、「好きってなんだろう?」という疑問にぶつかる。花笑の恋はいわば受け身の恋。同じことを先に朝尾にされていたら、もしかしたら朝尾のことを好きになっていたかもしれない……?
親友の一華(平岩紙)も、朝尾に太鼓判を押す。朝尾は花笑のめんどくさいところもわかっているし、花笑も朝尾相手なら素直になんでも喋れる。それは花笑もわかっていた。田之倉には言えないような相談も軽口も、朝尾に対しては言えてしまう。
かつては朝尾に猛アピールしていた瞳(仲里依紗)も、頼りないけれど全力で向かってくる加々見(千葉雄大)にほだされ、お付き合いを始める。「加々見とは自然体でいられる」と語る瞳に、「恋愛ってそういうものなのかもしれない」と思い始める。

クリスマスは家族と手巻き寿司パーティーをして過ごし、「猿より犬へ 愛をこめて」なんてメッセージ付きの花束をもらったりして、いよいよバイトを辞める田之倉の送別会。席はいちばん離れたところに座り、他人行儀な会話をして解散した2人。その直後、田之倉からのメールが届く。
「俺は無理をしていました」
「自分のことを大切にできない人間は、きっと他人のことも大切にできない」
「今まで本当にありがとうございました」
かっこつけたがる田之倉の、正直なメール。それを読んだ花笑は、朝尾のもとに向かう。
「朝尾さん、私……」

\ す き 家 /

最悪のタイミングで挿入されたすき家のCM明け(明らかにこれ、狙ってただろ!)。
花笑の表情を見ただけで、朝尾は答えを悟ってしまう。
「朝尾さんとは結婚できません」「メールを見てわかったんです。忘れようとしてもどうにもならない気持ち。これが好きってことなんだって」
1人になることを選択し、涙をこぼす花笑。朝尾は優しく微笑む。
「泣きたいのはこっちだよ」
あ、朝尾さーん!

来年度からの総合職配置換えの研修のため、日々忙しく働く花笑。レディースデーの映画の習慣も復活し、田之倉の先輩・戸崎(香椎由宇)とバッタリ出会う。戸崎によると、田之倉はアメリカの大学に交換留学することになったのだという。
田之倉が旅立つのは、瞳と加々見の結婚式の日(予告の「ついに結婚!?」は、このカップルのことでした)。「もう忘れたから」とは言いつつも、気になってしょうがない。
そんな花笑の背中を押したのは、やはり朝尾だった。
「俺もやっぱり、まだ君のことが好きみたいだ。君がまだ、彼のことを好きだから。彼に恋してる君が好きなんだよ。不器用でもまっすぐに恋してる君がね」
今から自転車を走らせれば、空港行きのバスに間に合う!
大城(田口淳之介)と朝尾に見送られて自転車を発進させる花笑。見つめる大城はちょっと切なく寂しそう。もしや、大城の想い人って……。
「あいつには幸せになってほしいんです。僕たち、唯一の同期ですから」
「自分が幸せにしてあげたいと思ったことはないんですか?」
「同じことを朝尾さんに聞きたいですよ」
ここで泣きました(報告)。

バスを待つ田之倉に追いつき、花笑は問いかける。
「もう、解決しちゃった? もう時間切れ? 私のこと、とっくに解決しちゃった?」
「解決、してない」
「じゃあ、待っててもいい? 帰ってくるの、待っててもいいかな」
「最初に言ったじゃないですか。……花笑さん、きっと俺のことが好きだって」
ハグと、1年で帰ってくる約束。「きょうは会社休みます。」は、花笑が「待っててもいいか」と訊けるようになる、「待てる」ようになるまでを描いたドラマだった。
1年後、空港に田之倉を迎えにいく花笑(BGM:槇原敬之「Fall」)。田之倉くん、アメリカに行って分け目が変わった。
「ただいま」
「おかえり」
「いこっか」
手をつなぐ。
「青石花笑、31歳。元カレと、2度目の恋が始まる」

大方の下馬評通り、田之倉エンド。結婚についてはあえて触れず、これからの2人を想像させる恋愛エンドだった。
……さて、全9回に分けてお送りしてきたエキレビ!「きょうは会社休みます。」レビュー。最後に、独断と偏見による「幸せになってほしい人ランキング」を発表して〆としたい。

1位:朝尾(玉木宏)
調査によると、視聴者の約半分が「結婚するなら朝尾でしょ!」と思っていたらしい。「ちゃんと見てくれている感」が素晴らしかった。「田之倉に恋している花笑が好き」という、一歩間違えれば「人の物を欲しがるマン」になりそうな設定を、誠実さと報われなさでカバーした。花笑ではなくCMに告白されるというめちゃくちゃ不憫な人。
仕事は順調のようだし、大城もいい飲み仲間になったのではないだろうか?(妄想)花笑とじゃなくてもいい、誰でもいいから朝尾さんを幸せにしてあげて……。

2位:大城(田口淳之介)
職場のお調子者……と思いきや、加々見の恋愛アドバイザーを務めあげ、花笑たちの職場恋愛をサポートするなど、後半評価を爆上げしてきた。中盤から大城の恋愛についてはやんわり示唆されていて、本命・花笑、大穴・加々見だと思っていたのだが、やはり花笑だった。
自分の想いが叶わなくても、相手の幸せを尊重する。「あの人いいひとなのになんで彼女いないんだろうね?」と言われてしまうタイプだ。意外と猪突猛進に好かれることに慣れていなそうなので、年下女子の本気アプローチにペースを乱されてほしい(妄想)。

3位:戸崎(香椎由宇)
地雷女どころか、めちゃくちゃいい女だった。進路に行き詰まる田之倉に、アメリカ留学の道を示す。ネットの反応だと「田之倉に未練があるのでは?」という意見が多かったが、そういった個人の確執や執着からは離れたところで動いていたようだ。
3年前に田之倉と別れてからは、研究に没頭して、恋愛はご無沙汰。子どもと犬が出てくる映画を見に来ている(泣ける……)。こういう美人で賢い女性、学部生からはマドンナ扱いされるがどうにも相手にする気が起きず、いつのまにやら年上既婚男性との不倫地獄に落ちたりしやすいので(妄想)、そうなる前に誰かとくっつくか研究と結婚してほしい。

DVD&BDも2015年4月に発売される。特典映像で朝尾エンドや大城エンドをつけてくれればいいのになー!(願望)

(青柳美帆子)