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2014.12.18 - ボディ

美肌・シミ対策に効果あり!一酸化窒素“NO”のパワーとは?


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01. CASE 症状

これからのスキンケアは、血管をしなやかに保つことが大事!?

そろそろ、クリスマス。デートや出会いのネタが盛り上がる時期です。

でも、師走の忙しさで、お疲れ顔になっている人も少なくありません。

しっかり睡眠を取って、疲労回復することはもちろんですが、もうひとつ注目してほしいのが、最近女性誌などでも話題の『血管美容』です。血管をしなやかに美しく保つことが、美肌やアンチエイジング効果にもつながるのです。

02. CAUSE 原因

血管の若さと肌年齢は比例。シミが血管と深く関与していた!?

血管も肌同様、年齢とともに老化して、柔軟性がなくなり、硬くなっていきます。若々しい血管は、しなやかに伸び縮みをします。一般的に、血管年齢が実年齢よりも若い人は、肌も美しく、見た目年齢も若い場合が多いのです。

また、最近の研究で、シミと血管の関係がわかってきました。愛媛大学の研究調査で中高年では動脈硬化(血管の老化)が進んだ人ほどシミが大きく出ることが判明したのです。

03. CAUTION 放っておくと?

血管老化=動脈硬化は、死に直結する病とも関係しています!

シミ、シワという見た目だけでなく、血管老化は放っておくと、さまざまな問題を発生させます。脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血、大動脈瘤、心筋梗塞、狭心症……。他にもまだまだありますが、ここに上げたものだけでも、一歩間違えば死に直面してしまう病ばかりです。動脈硬化予防は早い時期から意識しておくことが肝心なのです。

高血圧な人、喫煙習慣がある人、太っている人、暴飲暴食、睡眠時間がきちんと確保できない人、ストレスが溜まっている人、性格的に真面目で几帳面な人は、動脈硬化が進んでいる、もしくは進みやすいタイプです。今から対策を考えることが重要です。

04. SOLUTION 対策

生活改善+“NO”アップで血管を若返らせる3つの対策

血管を若返らせるには、タバコを吸う人は禁煙は必須です。また、太っている人は体重を落とすことで、高血圧のリスクなども下げることができます。さらに、睡眠時間の確保や塩分過多ではない食生活の見直しなど、生活改善は必要です。

 

また、もうひとつオススメしたいのが、『“NO”を増やす』というキーワードです。“NO”は、一酸化窒素という物質です。NOは、血管内の血管内皮細胞という部分から分泌され、血管を動脈を拡張させ、血管内のコブや炎症、血栓ができるのを予防する働きがあります。現代生活だと、運動不足やストレスなどで、このNOの分泌が悪くなっていることが多いのです。生活改善とともに、NOアップの対策が、しなやかな血管→血管美容にはポイントになります。

 

対策1 すぐに座るクセをやめて、座らない習慣を身につけよう!

 

デスクワークが多い、運動不足は血行を悪くさせるもとです。NOアップするには、大きな筋肉が多い下半身の筋肉を使うことが大事です。電車やバスですぐに座らず、立つ習慣をつけるといいでしょう。また、ウォーキング習慣もNOアップに効果的です。

 

対策2 ジンジン”させる手クロス体操でNOアップ!

 

NOは、圧迫して脱力したときに起こるジンジンする刺激にも反応し、分泌します。簡単にこのジンジンを実感できるのが“手クロス体操”です。じゃんけんのグーパーを体と手といっしょに行うエクササイズです。オフィスでも簡単にできるのでオススメです。

 

[昭蠅鮃げてもぶつからない場所で、両足を軽く開いて立ちます。

△犬磴鵑韻鵑離亜爾鬟ぅ瓠璽犬靴泙后N昭蠅魯亜爾辰醗って、両腕をクロスにして胸で抱え込みます。このとき、おへその下にグッと力を入れます。

次に、じゃんけんのパーをイメージして、両手を開いて、腕も斜め下に脱力しながら気持ちよく開きます。◆銑を繰り返します。

1セットを3〜5分として、1日に3回ぐらい行いましょう。

 

他に、前回冷えで紹介した、ふくらはぎ体操もNOアップに効果的です。

 

対策3 ドキッ→ホッとする“ときめき”でNOを増やす!

 

NOは、メンタルの動きでも反応してくれます。

もっとも効果的なのは“ときめき”です。

好きな人を見て、ドキッとすると交感神経の働きで血管が収縮します。末梢神経の血流が低下します。その後、好きな人の素敵な笑顔を見てホッとすると、今度は副交感神経が働いて、血管が拡張し、末梢の血流がアップします。この「ドキッ」と「ホッ」というふたつが上手に噛みあうと、血管内皮細胞からNOを増やしてくれます。憧れの人とか、好きなアイドルや俳優が対象でも、十分発揮されます。

ときめくドラマや映画を観るのもいいかもしれません。

でも、相手のことが心配で仕方ない、嫉妬心や不安感が募ると、交感神経が優位に働いて緊張が続いて、血管に悪影響を与えてしまいます。いいときめき、いいドキドキが大事なのです。

 


この記事の監修
池谷敏郎(いけたに としろう)

【略歴】
池谷病院院長。医学博士 東京医科大学客員講師、総合内科専門医、循環器専門医。

循環器科のエキスパートとして、テレビをはじめ、メディアでも人気。『「しなやかな血管」で若返る』(KKベストセラーズ)、『長生きしたければ知っておきたい 健康常識○と×』(アスコム)など著書も多数。

池谷医院

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