八百長疑惑が伝えられるサッカー・日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)が“公の場”に姿を現したのは、12月6日の浦和対名古屋戦(埼玉スタジアム)だった。スペイン1部リーグのサラゴサを率いていた頃、2部降格を免れた試合が「八百長だった」と現地メディアが伝えており、「スペイン検察当局が、近々に身柄を拘束する」との一報も飛び出している。

 アギーレ監督は「私、弁護士のところにもそんな話は来ていない」と答えたが、日本サッカー協会は“最悪の事態”に備えつつある。
 「各方面から次期代表監督の売り込みも来ています。後任の絞り込みも始まったようです」(専門誌記者)

 昨季まで名古屋を指揮していたストイコビッチ氏、J1柏を今季限りで退団するネルシーニョ監督、鹿島で3連覇を成し遂げたオリベイラ氏の名前も囁かれている。『アギーレ招聘』の仕掛け人である原博実・専務理事は疑惑そのものを否定しているが、捜査の状況次第では、同専務の失墜も必至だろう。
 「疑惑が疑惑のまま終わったとしても、サッカー協会の受けたダメージは払拭されません。広告出資企業への影響を加味し、『疑わしきも切れ』の空気が漂っています」(同)

 次期ワールドカップに向け、途中解任による臨時登板となれば、先の候補者たちも二の足を踏むだろう。原専務の発言権が喪失すれば、「代表監督=外国人」の図式は崩れ、五輪チームを指揮した手倉森誠氏といった日本人監督も候補に挙がるはず。しかし、手倉森氏もアギーレ監督にいじられた代表チームを途中修正する難しさはわかっている。
 「そこで、困ったときの岡ちゃんですよ」(関係者)

 岡田武史氏(58)は大学特任教授として余生を送っている。代表監督にあまり良い思い出がないらしく、現協会と距離を置いたままだが、頼まれれば断れないのも同氏の人柄だ。出資企業に対するインパクトはないが、イメージは良い。
 「代表ユニホームの重みが軽くなっている」と一喝する岡ちゃんへのラブコールが、日に日に強まりそうだ。