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アニメーションの世界が広がる東京ディズニーランドのトゥーンタウン。

【写真】あんなところに子ぶたの建設会社が!? まったく気がつかなかった…

なんとなく、子供向けのイメージがあるこのエリアですが、実は大人も思わずニヤリとしてしまうジョークが隠されています。

ちょっと見えにくい場所に、あの『三匹の子ぶた』の、その後の物語が見られる場所があるのです。

■トゥーンタウンは、大小様々なジョークに溢れた笑いの街

トゥーンタウンに入って左側に進むと、奥には様々な建物が立ち並ぶ「ダウンタウンエリア」があります。

色々な所から音が出たり、突然ポストがしゃべったり…と、多くの仕掛けがあり、自由に触れて楽しんだりできる楽しい場所です。

このエリアの中ほどには、カメラショップがあります。このカメラ店は入り口の呼び鈴を押すと、いきなりフラッシュ撮影してくるという、何とも失礼極まりないお店です。

また、店の前の街灯に付けられた「ONE WAY」の看板は「一方通行」の意味なのに、矢印が両方を向いているという、小さなジョークも楽しい街です。

実はこの建物にはこだわりのジョークが静かに隠れているのです。

■2階で静かに経営されている「建設会社」と「解体会社」

このカメラショップの2階の窓を見ると、左上には小さく、

「PUFFIN & HUFFIN WECKING CO.」

と、右上には、

「THREE LITTLE PIGS CONSTRUCTION CO」

と書かれています。

これはそれぞれ、「ビッグ・バッド・ウルフが経営する建物解体会社」と「三匹の子ぶたが経営する建設会社」なのです。

ちなみにウルフの下に描かれた「1933」は、この物語の元になっている『三匹の子ぶた』(原題:Three Little Pigs)がウォルト・ディズニー社によって製作、公開された、1933年の事なのです。

こんなところも細かいですね。

ちなみに「PUFFIN & HUFFIN」は「激しく吹く」という意味があります。

これはお分かりのとおり、『三匹の子ぶた』の物語の中で、オオカミが子ぶたの家を吹き飛ばそうとしたエピソードから名づけられています。

しかしながら、こぶたの建設会社の窓に描かれた絵には……こちらはしっかりとしたレンガ作りの家の絵が……。

どうやらまだビッグ・バッド・ウルフはまだ懲りていないのかな?

■実は既にリタイアしてしまったビッグ・バッド・ウルフ

三匹の子ぶた』の物語のエピソードがうまく混じっている、こちらのジョーク。

ビッグ・バッド・ウルフは、懲りずにまた子ぶたを狙っているのかな? と思いきや、よく見ると下の窓には、

「B.B.Wolf [retired]」

と書かれており、既に彼はリタイアしてしまった様です。

ちなみに、その隣の子ぶた達のウインドウの下をよく見ると、

「OUR PRICE WON’T BLOW YOU AWAY」

と書かれています。これは直訳すると、「私たちの店の値段は、あなたを吹き飛ばしません」という意味。

これ、一見なんの事なのかわかりにくいのですが、これは「高くてびっくり(吹き飛ばす)させません=安い」という意味なのです。

物語に合わせた細かなジョークに、思わずにやりとさせられますよね。

誰もが気が付かない様な場所に描かれた、小さな文字。

そんな所にも、物語に合わせたディズニー流のこだわりと、ゲストを楽しませてくれる工夫が、隠されているのですね。