ドル高・円安トレンドは「過去最大」に迫れるのか!?
 ドル高・円安は一時121円まで進んだが、これは過去の平均的なドル高・円安を大きく上回る動きといえる。

 過去4回のドル高・円安基調は、ドル最大上昇率が22-83%、平均42%、そして継続期間は1年5か月-3年4か月、平均2年4か月だ<資料参照>。これに対して、今回のドル高・円安は、すでにドル最大上昇率は6割以上に拡大し、継続期間も3年を超えてきた。つまり過去の平均を大きく上回るドル高・円安になっているわけだ。

※<資料>はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=16333

 ちなみに、2015年4月以降までドル高・円安が続くなら、過去最長記録更新になる。その上で、137円以上のドル高・円安になるなら、ドル上昇率においても過去最高を更新する計算になる。

 では、今回のドル高・円安トレンドは、そんな過去最高記録を更新するまで続くのか。足元の米金利は、長期金利が依然として2%台といった具合に歴史的にはきわめて低い水準だ。そもそも、2008年リーマンショック以前の米長期金利は3%が下限だった。これほど歴史的に低い金利水準で、過去最高のドル高トレンド更新になるだろうか。

 一方で、米株は主要なインデックスが軒並み最高値圏での推移が続いた。米株が最高値更新を続けるなかで、過去最高記録に迫るドル高トレンドが続いてきたということではないか。その意味では、過去最高更新するかのカギは、やはり米株高が続くかということではないか。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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