「なんだか、いつもより視界が悪いような……」

雨の中を運転しているときに感じた、この違和感。もしかしたら、それはワイパーの拭き取りが甘いせいかもしれません。

ワイパーの拭き取りが悪くなってしまう原因は、主に2つあります。

 まずはワイパーゴムの劣化です。

雨や紫外線など、常に過酷な環境に晒されることで、ゴムは日々劣化していき、やがてひび割れたり切れたりします。なので、「拭き取りが甘いなぁ」と思ったら、まずはゴムの部分を触って確認してみてください。

 ワイパーゴムの交換方法

動画を見るにはこちら

どうでしょうか、拭き取りは良くなりましたか?

 もしかしたら「実際にゴムを触ってみても、ひび割れがない」や、「ゴムを新品に替えたのに拭き取りが甘い」という方がいらっしゃるかもしれません。

 そんなときはワイパーブレードが劣化している可能性があります。

ワイパーブレードはワイパーゴムを窓ガラスに密着させるためのパーツで、こちらも経年劣化によって関節部分に緩みが生じ、ゴムを抑える力が弱くなってきます。そうなると、たとえゴムを新品に替えても上手く拭き取ることができなくなってしまうのです。

 ワイパーブレードの交換方法

動画を見るにはこちら

それぞれの交換方法を動画でご紹介しましたが、思ったよりも簡単そうじゃないですか?

ちなみに、ワイパーゴムやワイパーブレードの交換時期は約1年と言われています。車検などのタイミングと合わせれば、交換時期を把握しやすいですよね。

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交換用のワイパーゴムとワイパーブレードはカー用品店で購入できますが、メーカーや車種によってサイズが異なります。

 なので、購入する際は必ず“適用表”で確認をしてください。

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その際に必要なのが、以下の2点です。

・クルマの年式
・クルマの型式

いずれも車検証に記載されています。

対応するパーツを見つけたら、あとは購入するだけですが、念のために店員さんに確認してもらうことをオススメいたします。

また、一部のクルマ(とくに輸入車)はワイパーゴムのみの交換ができなかったり、パーツを取り寄せる必要がある場合もあるので、ご注意を。

(今 総一郎)

誰でもできる!ワイパーゴムの正しい交換方法(http://clicccar.com/2014/12/11/281142/)