<LPGA新人戦 加賀電子カップ 初日◇11日◇グレートアイランド倶楽部(6,438ヤード・パー72)>
 今年のプロテスト合格者26人により争われる「LPGA新人戦 加賀電子カップ」が千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に開幕。その年のプロテスト合格者のみで争われるこの大会。出場のチャンスもこの1度っきり。そのため例年ルーキーたちにより熱戦が繰り広げられる。ちなみに優勝者には来季開幕戦の出場権が与えられる。
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 激しい雨により競技が2度中断となったこの日。さらに強風も吹き荒れタフなコンディションとなった。そんな中、4バーディ・1ボギーの“69”と唯一60台でラウンドした日系米国人、平野ジェニファーが3アンダーで単独首位に立った。3打差のイーブンパー2位タイには今年のプロテストトップ合格を果たした山田成美と下部ツアーのステップ・アップ・ツアーで2勝を挙げた堀琴音の2人が並んだ。続く2オーバー4位タイには柏原明日架、大西葵、永峰咲希、植田希実子の4選手がつけた。
 序盤の3番で14メートル、6番では9メートルと長いパットを決めて首位に立った平野。「雨が大好き」と言うだけあってタフなコンディションでも集中力を切らさずにプレー。「雨でグリーンが重たくなっているのでラインを気にせず打てた」と強気のパットでスコアを伸ばした。それでも風と寒さには苦しめられたこの日、使い捨てカイロを5枚背中に貼りなんとか乗り切った。
 2日間競技の初日で後続に3打差つけて優位に立った平野。それでも「優勝はまったく意識していない」という。2度の中断で長期戦となり、会見では「お腹が減りました。大好きなうなぎを食べたい」とあどけない笑顔を見せた。しかし、その会見後雨の中でパット練習する表情は勝負師そのものだった。
 先日行われたファイナルQTでは85位と振るわなず来シーズンのレギュラーツアー出場が厳しい状況となっている平野。それだけに開幕戦の出場権はぜひとも手にしたいところ。闘志は笑顔を下に秘め、明日は一生に一度しか狙えないタイトルを獲りにいく。
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