【ジミ・ヘンドリックス 「エレクトリック・レディランド」】 “天才”が溢れ、ロックの楽園が存在する最高傑作

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 今を遡ること260余年前の1751年7月1日に刊行された「百科全書」第1巻は、フランス革命に多大なる影響を与えた啓蒙思想の代表的な著作です。自然法、政治的権威、主権者、平和に始まり、興味、技術、美といった項目とともに“天才”という項目が掲載されています。この部分は、サン=ランベールが執筆したとされていますが、そこには、

『精神がひろく、想像力がゆたかで、魂に活力があること、これこそ天才である。』

 と明快に記載されています。その後、次のような本質を喝破する記述が続きます。

 天才はまったく自然のたまもので、天才が生みだすものは一瞬の産物である…
 天才の美であるためには、時には、なおざりで、不規則の風をおび、急激で野蛮でなければならない…
 天才は事物の自然(本性)を一変するように思われる。彼の性格は彼がふれるすべてのものにひろがり、彼の光明は過去と現在をこえて未来をてらす。彼は、彼についてゆくことのできない彼の世紀に先んずる…

 政治であれビジネスであれ芸術であれ、時に世紀の天才たちが登場し、人類の歴史を拓いてきました。勿論、音楽の世界にも幾多の天才たちの軌跡を辿ることが出来ます。

 と、いうわけで、前回に引き続き、ジミ・ヘンドリックスです。ジミは、現代の音楽的天才たちの中で屹立しています。今週の音盤はジミの最高傑作「エレクトリック・レディランド」です(写真)。

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