ゲストの「モーニング娘。OG」と新商品をアピールする呉副社長(中央)

写真拡大

中国のスマートフォンメーカー華為技術(ファーウェイ)が、日本市場向けの新製品を発表した。SIMカードの種類を選ばなくてもよい、いわゆる「SIMフリー」の端末だ。

現在、国内でブームとなっている「格安スマホ」とは一線を画して、グローバル市場で培ってきた競争力を背景に「SIMフリースマホ」で存在感を高めていきたい考えだ。

「ファーウェイは格安スマホではありません」

ファーウェイが2014年12月4日に発表したのは、主要ブランドの「アセンド・メイト7」と「アセンドG620S」の2機種。「メイト」は同社にとって日本市場で初のプレミアム製品と位置付け、価格は4万9800円(税別)とした。「G620S」は初心者向けのラインアップで、2万1800円(同)に設定した。

ファーウェイ・ジャパンの呉波副社長は記者発表の席で、「SIMフリーのスマホはこれから『台風の目』となる。ファーウェイが『チェンジ』を起こす存在として、日本の市場をリードしていけるようになりたい」と意気込みを語った。

製品プレゼンテーションを行った商品企画部長・吉本晃氏は、ファーウェイがネットワークサービスやスマホなどで世界170か国に事業展開し、国際ブランド調査では中国企業として初めてトップ100入りしたと説明。日本でも2007年からWi-Fiルーターをはじめ70製品以上出していると述べた。

「ファーウェイは格安スマホではありません」とも強調。ハイエンド向けにも商品をそろえ、日本市場の特性を理解している点と合わせて、スマホでは「付加価値の高いLTEの強みを生かしたモデル」を展開すると自信をのぞかせた。

総務省は2014年10月31日に発表した「モバイル創生プラン」で、MVNO(電波の割り当てを受けた事業者から無線ネットワークを借りて独自にサービスを提供する業者)の契約数を、2013年の670万件から2016年には1500万件と倍増させる計画を発表した。通信事業者の制約を受けないため、SIMフリーの端末が今後増える可能性が高まる。ファーウェイとしては、こうした「追い風」を生かして、日本市場での拡大を図る構えだ。