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トロントの食の充実ぶりには目を見張るものがある。伝統的なカナダ料理を提供するレストランから、気鋭の若手シェフの話題の店、トロント映画祭の開催期間中に、ハリウッドスターたちが足繁く通うセレブ御用達レストランもある。トロントにはチャイナタウンやコリアンタウン、グリークタウン、リトルイタリーなど80を超える外国人街を持つ、マルチカルチャー都市・トロントでは、それぞれの国の本格的な料理に舌鼓を打つこともできる。世界の味めぐりを楽しんでみては?

写真上:1803年から続くトロント伝統のマーケット「セント・ローレンス・マーケット」。

世界の味に巡り合う、トロントの食文化

ハーバーフロント近くにある「セント・ローレンス・マーケット」や「ケンジントン・マーケット」など、歴史のあるマーケットは、地元の人、観光客問わず人気だ。

初代の市庁舎を改築したレンガ造りの建物を利用した「セント・ローレンス・マーケット」は、200年以上の歴史がある。2階建てのフロアには、野菜や肉、魚など地元でとれた新鮮な食材や人気のデリカテッセン、ベーカリー、オーガニック食材の専門店などが軒を連ねる。
毎週土曜日には、近隣の農家が集まり、ファーマーズ・マーケットも開催。早朝から多くの人で賑わう。メープルシロップや多彩なフレーバーを揃えるマスタードの専門店もあり、カナダらしいお土産探しにも重宝する。小腹がすいたら、カナダ名産のピーミール・ベーコン(ショルダーベーコンにコーンミールをつけたもの)を頬張りたい。

写真:右上 新鮮な地野菜が手に入る「セント・ローレンス・マーケット」はトロントの台所と呼ばれている。 下左 煉瓦造りのサウス・マーケット内には、野菜、肉、野菜、パンなどの約120の専門店が軒を連ねる。 下右 メープルシロップマスタードなど豊富なバリエーションを誇るマスタードの専門店もある。

個性豊かなレストランシーン

自然に恵まれ、世界屈指の食料輸出国であるカナダの食材を使った、レストランの充実ぶりにも目を見張るものがある。「リッチモンド・ステーション」は、わずか26歳で、カナダの料理番組「Top Chef Canada」シーズン2で優勝を果たした、カール・ハインリッヒ氏がオープンしたレストラン。ローカルの食材にこだわっていて、地下鉄をテーマにした内装も特徴的だ。ベーネ劇場街にある「ノータ・ベーネ」は、数々のメディアで賞賛されているスタイリッシュなレストラン。カナダの食材をふんだんに用い、世界各国のテイストを取り入れたフュージョン料理に仕上げている。また、最近は、ウェイター、ウェイトレスの大半が聴覚障害者というレストラン「Signs」がオープンし、話題を集めている。ゲストはメニューを見ながら、手話で注文を行う。
他の追随を許さないほどの食材とカルチャーの多彩さを持つトロントならではの「美味しさ」に会いに行こう。
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取材協力・写真提供=トロント観光局、text Aya Hasegawa

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