4日、シンクロナイズドスイミングの演技中、毛むくじゃらの逞しい脚が突然水中から飛び出してきたら?このようなお芝居のような光景が、もうすぐ現実のものとなる。

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2014年12月4日、「水面に咲く美しい蓮の花」−シンクロナイズドスイミングの演技中、毛むくじゃらの逞しい脚が突然水中から飛び出してきたら?このようなお芝居のような光景が、もうすぐ現実のものとなる。国際水泳連盟はこのほど、ドーハで開かれた臨時総会において、「男女混合デュエット」をシンクロナイズドスイミングの新種目として導入することを、投票により正式に決定した。今回の決定によって、女性の美しさや色っぽさが特徴の同競技の門戸が、男性に対しても開かれることとなった。楚天金報が伝えた。

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国際水連は今回、「男女混合デュエット」を国際大会に導入する具体的時期まで確定した訳ではない。しかし、シンクロ界にとって新たな一歩となったことは紛れもない事実だ。 男性選手が演技をする姿について、良いか悪いか、あるいは美しいか美しくないかについての議論はさておき、少なくとも世間からの大きな関心を集めるだろう。

▼男性のシンクロ、大きな期待

シンクロと聞けば、誰もが、美しく優雅な体つきの女性選手による水上での美しい演技を思い浮かべる。実は、芸術性や美の極致が追及されるこの競技を行う男性は、欧米諸国では少なくない。男子シンクロの試合もかつて開催されたこともある。

早くは1998年、米国では、スミス君という青年が、女性選手に混じってシンクロのトレーニングに励んでいた。スミス君の卓越した才能を認めたのは、米国シンクロチームの監督を務めたことがあるクリス・カヴェル氏だった。カヴェル氏は、「彼は女性より女性らしい。男性であるがゆえに国際大会に出場できないことは、彼にとって大変残念なことだ」と話した。

2009年、第1回男子シンクロナイズドスイミングW杯がイタリアで開催され、12カ国の選手が参加した。世間の注目を集める目的で、出場した男子選手は、ウェアに工夫を凝らし、大きな水泳パンツ姿で演技に臨んだ。様々な模様の大きな水泳パンツ姿で演技を行う姿は、大きな笑いを誘い、競技会場全体が喜びと楽しさに包まれた。さらには、「男子のシンクロでは、滑稽さが美に取って代わった」と指摘する観客もいた。男子シンクロナイズドスイミングが国際大会として認められるよう、過去に何度も試みられたが、その提案はことごとく却下されていた。

▼中国では湖北省の男性がシンクロに挑戦

欧米で男性シンクロがちょっとしたブームになった後、2001年に湖北省で3人1組の男子シンクロ訓練チームが創設された。湖北省水泳センター前センター長の劉林芳(リウ・リンファン)氏は、中国の男性シンクロの状況について、次の通り説明した。

当時、欧米では、数多くの男子シンクロチームが創設されており、いくつかの大会もあった。我々は、3人の男子選手を選び、省のシンクロチームと一緒に合宿トレーニングを行った。2年後、3人の若者が女性選手とチームを組み、2003年全国シンクロナイズドスイミング選手権大会に出場した。残念なことに、男子シンクロは、国際大会の正式種目として導入されないままであることから、全運会(全国体育大会)でも男子シンクロ種目は設けられることはなく、この合同トレーニングチームは2004年に解散を余儀なくされた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)