2日放送の「ニュースウオッチ9」(NHK総合)で、スタジオトークで使用したグラフの作画ミスをキャスターが謝罪する一幕があった。

番組では、冒頭から衆議院選挙公示のニュースを取り上げ、引き続きNHKの取材記者たちがアベノミクスの功罪についてスタジオで解説した。

話題が一般の景況感に移ると、景況社会部の堀部敏男記者が、実際に受け取ることができる「名目賃金」と物価の上昇分を差し引いた「実質賃金」の伸び率をまとめたグラフを用いて解説した。

グラフでは、直近10月期の名目賃金の伸び率が前月より上昇する一方、実質賃金については前月の-3.0%から-6.0%まで急降下していた。

堀部記者は、このグラフについて「非正規の社員が増える一方で、逆に正規の社員は減っているんですね」「アベノミクスの効果が社会の隅々にまで行き渡っていないという実態が浮かび上がっています」と読み解いた。

しかし、番組終了直前、大越健介キャスターがグラフの作画ミスを報告し、直近10月期の実質賃金の正しい伸び率は-2.8%だと訂正した。前月からの大幅な下落どころか若干の上昇傾向だった。

また、大越キャスターは名目賃金についても正しい伸び率は0.5%だと訂正し、こちらは前月の数値より若干下がっていた。

いずれも正しい表記ではなかったことを説明した大越キャスターは、加えて「訂正が遅れましたこと。この作画のチェック、そして数字のチェックに手間取ったこと、これもまたあわせてお詫びと訂正を致します。誠に申し訳ありませんでした」と、頭を下げて謝罪した。

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