元会計担当者が証言、日歯連裏献金の第三回公判で 

【ライブドア・ニュース 24日 東京】 − 自民党旧橋本派「平成研究会」が、日本歯科医師連盟(日歯連)から1億円の裏献金を受け取っていた事件で、政治資金規正法で在宅起訴された村岡兼造被告(73)の第3回公判(川口政明裁判長)が24日、東京地裁で開かれた。当時派閥の会計責任者だった滝川敏行氏(55:政治資金規制法違反で有罪確定)の検察側証人尋問が行われ、同氏は「会長代理の村岡先生が派閥の運営に主導的にかかわっていた」と証言した。

 滝川氏は、当時会長代理であった村岡被告が、「会長代理はお飾りに過ぎない」と主張している点について、「橋本元首相は派閥運営に積極的ではなかった。平成14年当時、当選9回だった村岡先生が、幹部会をとりまとめるなど中枢の役割を担っていた」とした。また同氏は、派閥の資金集めパーティーで、券の購入金は「現金で支払われた分は収支報告書に記載せず、プールした」と証言。政治家から寄付を受けた場合も「領収書は不要」と言われた分は記載していなかったと述べた。

 逮捕の前後で証言が流転した理由を検察官から尋ねられた滝川氏は、「逮捕前、1億円を収支報告書に記載しなかったのは自分のミスだと思い込んでいた。逮捕後にゆっくり考え、ようやく村岡被告に指示されたことなどを思い出した」「(平成研の)幹部をかばい通すことも考えたが、検察官に『事実と向き合いなさい』と真摯に諭され、正直に話すことにした」と声を詰まらせながら語った。【了】

ライブドア・ニュース 比嘉杏里記者