教室が「法廷」に!?「ジャンプ」新連載で小畑健がミステリを描く

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 「NARUTO」最終回の狂騒が冷めやらぬ中、本日発売の『週刊少年ジャンプ』2015年1号(集英社刊)で新たな連載が巻頭カラーでスタートする。
 原作は榎伸晃さん、そして作画を『ヒカルの碁』や『DEATH NOTE』『バクマン。』などでお馴染みの小畑健さんが担当。タイトルは『学糾法廷』だ。

 向日葵市立天秤小学校の6年3組に2人の児童が転校してきた。判月鳳梨(パイン)と犬神暴狗(アバク)だ。
 対極的な表情を見せる2人だが、まずアバクが先手を仕掛ける。彼の趣味は「論破」で、「学校にゲームを持ってきてはいけない」という担任を徹底的に論破してしまう。一方のパインは可愛らしい笑顔を振りまき、クラスの男子たちから熱烈な支持を受ける。
 実はこの2人、同時に転校してきたのには理由がある。もちろん知り合い同士ではない。
 アバクの正体は、このクラスで起きた“スズキくんバラバラ殺人事件”で犯人とされている七星てんとを弁護するためにやってきた「弁護士」。そしてパインは、財閥の令嬢にして若き「検察官」だった。
 学級崩壊時代において、政府は全国の小中学校に革命的な新制度「学級法廷制度」を導入した。問題が起きたクラスには国より「検事」と「弁護士」という2人の転校生が派遣され。一定の準備期間を経た後に「学級会」にて対決し、裁判官(これも子供)の公明なる裁きが下されるのだ。

 子供たちの子供たちによる子供たちの「法廷」――『学糾法廷』は「裁判」という重厚なテーマを、子供たちを通して描くミステリマンガだ。
 “スズキくんバラバラ殺人事件”の真実は一体どこにあるのか? この事件を通して真っ二つになった6年3組は一つに戻れるのか? 初回から手に汗握る展開が待ち受けている。

 『週刊少年ジャンプ』では2014年51号より3号連続で「スポーツ×エロ×ミステリ」をテーマに新連載をスタート。『学糾法廷』はその第3弾を飾るマンガだ。
 目次ページでは小畑健さんが「久しぶりに小学生のキャラを描けるので楽しいです」とコメントしており、魅力あふれるキャラクターばかり。今後の展開に気になって眠れなくなるかも!?
(新刊JP編集部)