ヒッグス粒子ハンターの一員に。ネットで参加できる、ヒッグス粒子の謎解明ヴォランティア

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欧州原子核研究機構(CERN)が、ヒッグス粒子の謎解明に協力するオンライン・ヴォランティアを募集している。コンピューターが見逃した画像上の異変を人の目で見つけるプロジェクトだ。

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欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を使って研究に取り組む物理学者たちが、次なるブレイクスルーのためにオンライン・ヴォランティアたちを募集している。

ATLAS実験に取り組む英米の科学者たちの共同プロジェクト「Higgs Hunters」には、25,000点にのぼるLHC画像のオンライン・レポジトリがある。ヴォランティアはその中から「奇妙な」ものを見つけることで、ヒッグス粒子が崩壊する際に何が起きているのか、科学者による解明を手伝うことができる。

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Higgs Huntersにある画像は、地下にある巨大検出器の中で、捕らえどころのないヒッグス粒子が生まれた直後に撮影されたものだ。ヒッグス粒子がすぐに崩壊し、新しい粒子が誕生するのが写っている。その誕生した粒子の中に、これまで観測されたことのない新しいタイプの粒子が含まれていると考えられている。

ヴォランティアになる人は、画像中央の衝突部分から出ている線が何本あるかを答える。Higgs Huntersには、研究者たちが探しているものを説明した詳細なチュートリアルがある。

Higgs Huntersの主任科学者であるアラン・バーは、「CERNでは、衝突をコンピューターで分析しており、実際に人間の目で確認されているものはほんの一部だ」と説明する。「人間は、コンピューターのアルゴリズムが見逃した、普通とは違う奇妙な物をうまく見つけられる」

「宇宙の根本的な構造に関する次の大きな発見が、一般家庭での『これは変だな』という発見から始まることになれば、それはものすごいことだ」とバー氏は語っている。

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