今季、高卒新人では史上3人目の3試合連続本塁打を記録するなど、怪物ぶりを発揮した西武の森友哉がまさかの屈辱を味わった。

 28日夜に放送された「すぽると!」(フジテレビ系)の人気コーナー、タレント武井壮の『リアルビースト』で特集された森。そのコーナーの最後に、森が打者、武井がピッチャーとして、軟式球でのガチンコ5球勝負が行われた。

 この対決は西武の秋季キャンプ中に行われ、本人も疲労が「MAXです」というほど心身ともに疲れがピークの状態。とはいえ、森も将来の球界を背負って欲しい逸材。素人が相手である以上、森にとっては“絶対に負けられない戦い”のはずだった。

 初球、左腕・武井の外角にコントロールされたボールの前に空振りを喫すると、2球目はファウル。3球目はタイミング的に捉えたと思われたが、軟式球特有のボールがつぶれてしまう格好となり、惜しくもファウル。タイミングを掴んだかと思われたが、4球目のゆるい変化球を豪快に空振りすると、最後の5球目も武井のボールを捉えられずバットが空を切った。

 終わってみれば、5球のうちフェアゾーンに飛んだ打球はゼロ。タレントの武井にまさかの完敗を喫してしまった。

 対決に先立ち、森のスゴさについて同僚の栗山巧は「少ない打席の中で対応していく。対応力がすごい」と絶賛していたが、この日は武井にまったく対応出来ず。球界に衝撃を与えた怪物ルーキーの2014年最後の打席は、少々苦いものとなってしまったようだ。