中国メディアの今晩網は26日、旅行で欧州を訪れたいう中国人の手記を掲載し、現地で「日本人ですか?」と尋ねられたというエピソードを紹介したうえで、欧州における中国人観光客の評判の悪さに悔しさをにじませる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの今晩網は26日、旅行で欧州を訪れたいう中国人の手記を掲載し、現地で「日本人ですか?」と尋ねられたというエピソードを紹介したうえで、欧州における中国人観光客の評判の悪さに悔しさをにじませる記事を掲載した。

 記事によれば、同中国人はフェリーで欧州各地を回ったそうで、夜間はフェリーで移動、昼間は港に接岸して観光をするといったスケジュールだったようだ。朝と夜はフェリー内のレストランで食事を取っていたらしく、「ひもじさと食べ物のありがたさを知っている中国人としてブッフェスタイルの食事でも食べ物を無駄に多く取り分けたり、残したりすることはなかった」と紹介した。

 続けて、アジア人の乗客が少なかったためだろうとしつつ、ある時、フェリーのスタッフから「日本人ですか?」と尋ねられたとし、「スタッフの尋ね方はとても礼儀正しかったが、日本人に間違えられて気分は良くなかった」と綴った。

 さらに、「同スタッフには、アジア人で食事のマナーが良いのは日本人だという認識があったためだろう」と推測したうえで、「中国からは数千万の人が海外へ旅行に出かけているが、一部の中国人が中国人全体のイメージを悪化させているのは極めて残念なこと」と論じた。

 また記事は、同中国人がルーヴル美術館を訪れた時のエピソードを紹介、「美術館の入り口で中国語のナビゲーション機器を借りようとしたところ、中国人は機器を返却しないため貸し出しを取りやめた」とスタッフから指摘されたことを紹介し、「とても悲しくなった」と伝えた。

 さらに、ホテルに宿泊した際も、英語と中国語で「浴室の水を寝室に持ち込まないよう」注意書きがあったと紹介。「“痰を吐くな”と注意書きがあった観光地に比べれば若干紳士的ではあったが、明らかに中国人に対しての注意書きだ」と指摘し、欧州における中国人観光客の評判の悪さに悔しさをにじませた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)