狼姿のジョニー・デップ解禁、ディズニー映画で自身初の動物役に挑む。

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ディズニーが贈る最新ミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」(2015年3月14日公開)で、“赤ずきん”が森の中で遭遇する恐ろしいオオカミ役という、自身のキャリア初の動物を演じることになったジョニー・デップのビジュアルが、11月28日に解禁された。

本作が描くのはシンデレラ、ラプンツェル、赤ずきん……“願い”を叶えたはずのおとぎ話の主人公たちを待ち受けていた、驚くべき運命。ディズニーが「めでたし めでたし」の“その後”を描く、大人のための“アフター・ハッピーエンド”ミュージカルとして、「シカゴ」のロブ・マーシャル監督がメガホンを取る注目作だ。

様々な役柄を演じ分け、ハリウッドでもトップのカメレオン俳優のジョニー・デップ。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキャプテン・ジャック・スパロウ、「シザー・ハンズ」の人造人間、「アリス・イン・ワンダーランド」のマッド・ハッターなど、キワモノのキャラクターを演じたら右に出るものはいないが、動物を演じるのは自身のキャリアでも初めての経験だ(※アニメの吹き替えは除く)。

今回解禁されたビジュアルではオオカミの特徴である“耳”も“尻尾”もしっかりとついており、完全にオオカミになりきっている。ただ、独自の美的感覚で知られるジョニー・デップだけあり、ちらりとのぞく赤のポケット・チーフのアクセントが効いているスマートなスーツを着こなし、彼のトレード・マークともいえる帽子も忘れてはいない。さすがオシャレなオオカミだ。

今回のジョニー・デップの起用について、ロブ・マーシャル監督は次のように語っている。

ジョニー・デップには『パイレーツ・オブ・カリビアン:生命の泉』で共に仕事をした直後に、狼役を演じてくれるよう依頼して、すぐにイエスと言ってもらえたのです。現在、彼のように本当の意味で独創性を持ち、楽しさに溢れ、大胆でエキサイティングな俳優はいません。言うまでもなく、彼は寛大でやさしさにも満ちています」

もちろん、本作はブロードウェイの生ける伝説=「ウエスト・サイド物語」のスティーヴン・ソンドハイムのロングラン・ミュージカルの映画化とあり、ジョニー・デップもその美声を本編でも披露している。

本作は、全米では12月25日のクリスマス公開を予定しており、2015年1月に発表されるゴールデン・グローブ賞、2月に発表されるアカデミー賞の呼び声も高い。果たして、あの有名な「赤ずきん」のオオカミを、ジョニー・デップがどう表現するのか。2015年3月14日(土)の日本公開が待ち望まれる。