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人の考え方などを示す際に「右脳で考える」「左脳を使う」と表現されることがある。実際の人間の脳の働きについては専門ではないので、こうした表現のどこまでは科学的に正しいのかは分からないが、私もよくこの手の表現を使う。

右脳は、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の「五感」を司る動物的な脳とされ、これに対する左脳は、文字や言葉などを司り「理屈」などを考える人間的な脳だと言われている。

○右脳と左脳のバランス

また、テレビのバラエティ番組やクイズ番組を視ながらも、「この番組は右脳を刺激する」と思うこともあれば、逆に「このクイズ番組は左脳で考えなくては」と思うことがある。もっとも通常は右脳と左脳の片方だけを要する場合は少なく、テレビ番組ひとつとっても、実際には右脳と左脳の両方が適度のバランスで刺激されているのだろう。

この「右脳と左脳のバランス」という視点で、私はよく「旅」という行動について考えることがある。学生時代から旅好きだったので、国内、海外を問わずよく休暇などに旅に出る。私の学生時代の旅は、とにかく「右脳」を刺激した。どこに行くもあまり事前に計画を立てず、行った先々で計画を考えたり、次の行き先を考えたりをした。思いも寄らない出会いや発見があったこともある。まさかと思うような出来事やハプニングに遭遇したりもした。

やがて社会人になると、どちらかというと「左脳」を使った旅をすることが多くなった。そもそも旅といっても、会議や視察などの目的のある旅が多くなった。事前に宿泊地やスケジュールや移動手段もかなり詳細に決まっていることも多い。一人旅ではなく複数で合流することも増え、完全に自由な旅というのは少なくなってきた。

ちょうどきょうから、WEBバラエティ「Tプロデューサーと行く、海外! 究極アポなし旅〜最終章〜」がスタートした。

「Tプロデューサー」といえば、「アポなし」「ヒッチハイクの旅」で一世を風靡した「電波少年」の土屋敏男さんである。土屋プロデューサーとは「電波少年」放送当時から現在まで本企画も含め広報宣伝などを担当させていただいている。きっと今回も、どちらかというと「右脳」メインの世界の旅が始まるのだろう。

「仕込みなし」「台本なし」というコンセプトだけあって、参加者やスタッフも含、一体どこの国で何が起こるのかわからない。ついつい年末に向けて秒読みを開始するなど「左脳」を使いがちになる季節だが、こんな「アポなし」の旅は、きっと「右脳」をふんだんに刺激するのだろう。

<著者プロフィール>片岡英彦1970年9月6日 東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。(現 株式会社東京片岡英彦事務所 代表取締役)主に企業の戦略PR、マーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。2011年から国際NGO「世界の医療団」の広報責任者を務める。2013年、一般社団法人日本アドボカシー協会を設立代表理事就任。