Engadget Fes: Pepperプログラミング体験、平日 Pepper内部に触れられるアトリエ潜入 #egfes

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11月24日に開催され、ムンムンの熱量が冷めやらぬなか幕を閉じたEngadget Fes 秋葉原 2014 Winter。当日会場となった3331 Arts Chiyodaでは、感情認識パーソナルロボ Pepper が各フロアで待ち構え、その"マサヨシ感"のある姿で来場者に愛嬌を振りまいていました。

6月に開催されたEngadget Fes 2014でも、一般に先がけて公開する形で登場していたPepperですが、今や全国各地の一部ソフトバンクショップで実際に会える状況でもあり、今回のフェスではコミュニケーション体験そのものよりも、「思い通りに動かす」ことにフォーカスした展示となっていました。

具体的には、1階ギャラリーに配置されたPepper1台は、2階体育館内のソフトバンクブースへの案内役を任されており、その2階ブースでは、6月のイベントでも同じように行われたPepperプログラミングを、インストラクターの解説付きで5分間体験できる内容になっていました。

Pepperのしゃべりや動きは、当然ながらプログラミングされたもの。ゼロから何かを覚えたり、学んだりして勝手に成長していくことはなく、誰かが話す内容や行動の仕方をあらかじめ教え込んでおく必要があります。その仕込みを行うためのプログラミングを気軽に体験できる、というのが今回の展示のテーマ。

実際のプログラミングには、「Choregraphe(コレグラフ)」という専用の開発ツールを使います。開発ツールといっても、基本的なPepperの行動はほとんどマウス操作で設定でき、難解なプログラム言語を習得しなくても誰でもすぐに扱えるのがポイント。Pepperが実行可能なさまざまな要素を"ボックス"として画面に配置し、必要に応じてしゃべる内容を日本語でテキスト入力したりすれば、あとは"実行"してデータをPepperに転送するだけです。

今回の5分間の体験で実現できるのは、たとえば腕を上げて「こんにちは、Pepperです」としゃべるようなごく初歩的なもの。しかしながら、ブースの担当者が来場者に簡単なPepperの仕組みを説明しつつ、Pepperが備える各種センサーやハードウェアでどういうことができるのか、といった点までマンツーマンで丁寧に解説し、参加者からの細かい質問にも答えるなど、充実度の高い内容となっていました。

とはいえ、やはり5分という短い時間ではPepperプログラミングの初歩の初歩、ほんの取っかかりを体験できるだけにすぎません。そのため、当日は3階にある「アルデバラン・アトリエ秋葉原 with SoftBank」において、興味をもった来場者を対象に、さらに長い15分間のPepperプログラミングを体験できる場が設けられました。

この15分間では、ソフトバンクの担当者らが同じくマンツーマンでレッスンし、Pepperの手や腕の動きを決める"タイムライン"の詳しい使い方、頭部や手の甲などに備えたセンサーの活用方法、対話のさせ方など、やや細かい部分にまで踏み込む形で体験できるようになっていました。

いわば短時間の技術研修みたいなものですが、一般的なビジネス研修で見られそうな厳しい表情は来場者には一切見受けられず、Pepperという人型ロボットが相手だからか、プログラミングが簡単だからか、あるいは担当者の説明が上手だからなのか、終始笑顔で取り組んでいたのが印象的。15分もやはり短いと感じられたことでしょう。

ちなみに、自分もPepperプログラミングにチャレンジしてみたいという人は、この「アルデバラン・アトリエ秋葉原 with SoftBank」にて、平日は17〜21時、祝祭日は13〜19時の間で、90分間程度自由にPepperプログラミングができる体験イベントを開催中(予約制。火曜日、木曜日は定休)。

これまでに2000台を超えるオーダーがありながらも、生産が間に合わず、今のところ200台ほど出荷できたばかりというPepper。注文したがまだ届かないという人も待ちきれずにたびたび訪れていたり、一般の会社員が仕事帰りに寄ったりするなど、毎日30〜40人が参加するとのことで、Pepper人気は今後ますます盛り上がりを見せそうです。