中国メディア・中国新聞網は19日、2013年に世界で最も多くの発明が誕生した国が中国であったことが明らかになったとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・中国新聞網は19日、2013年に世界で最も多くの発明を誕生させた国が中国であったことが明らかになったとする記事を掲載した。

 記事は、19日に江蘇省昆山市で行われた国際発明展に出席した国際発明者連盟協会(IFIA)の会長が「2013年に世界で250万件の新発明が誕生した。そのうち中国は56万1000件でもっとも多かった。中国の発明数は02年の4万件から14倍以上になっており、経済の急成長を導いた」とコメントしたことを伝えた。

 そして、同会長は「経済成長を推進する核となるのはイノベーション、すなわち発明だ。世界の発明者は引き続き勇敢に前進しなければならない」と述べたことを紹介した。

 記事はまた、中国国内において「喜ばしいことに、学生が自ら開発した特許技術で企業を立ち上げ始めており、それがトレンドになりつつあることだ」として、以前の発明展において清華大学のグループが発表した、4つの回転翼を用いる“クワッドローター飛行機”が国内外のバイヤーからの注文を受けたことを紹介。今回の発明展でも飛行機やスマートカー、飛行船、動くポスターなどの発明が注目を集めたとした。

 中国科学技術協会の張勤副主席は「中国経済はモデルチェンジの重要な時期に差し掛かっている。イノベーションが中国の発展戦略になっており、大規模な発明やベンチャーの波を継続させることが、中国ひいては世界経済の長期的かつ持続的な発展、人類社会の進歩を実現するのだ」と語った。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)