11月23日開催されたセリエA第12節、ACミランとインテルのミラノ・ダービーは1−1の引き分けに終わった。

前半ベンチスタートとなったACミラン本田圭佑選手に対して、インテル長友佑都選手は先発出場。本田の先発落ちに関しては「どうして本田が出てないの? 代表戦に2試合にフル出場した影響で少し疲れているのか? 交代出場して欲しい」といったミラン・サポーターのコメントが多く、その後も後半に出場するまで「本田が見たい、頼むよ」といった意見が並んだ。

試合後のイタリアメディアは両選手に平均点を与えつつ、本田選手に対しては「先発したトーレス選手よりも良かったが、リーグ序盤戦ほどの内容ではなかった」と指摘している。

一方の長友選手に対しては「ピッチ上でしっかり走り回っていた」「押し上げによりエルシャーラウィを下がらせた」との一定の守備貢献の面での評価した。とはいえ「戦術と技術はかなり酷いものだった。メネズのゴールによる失点は彼のポジショニングによる責任ともとれるし、後ろから押し上げ続けて合わないクロスをあげるのは良くなかった。しかし、結果的には彼のクロスがオビの同点ゴールをアシストする形となった」と、やや辛口の評価も少なくない。

試合全体に関して<ユーロスポーツ>はさらに辛辣で、「ACミランとインテル、両チームのクオリティに限界が見えた試合。今回のダービーは技術的も非常にレベルの低い内容だった」と結んでいる。