プレーオフで突如、乱れた岩田寛(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 最終日◇23日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 トータル7アンダー7位タイからの猛チャージ。この日8バーディ・ノーボギーの“63”で勝負をプレーオフに持ち込んだ岩田寛は、大学の後輩で親交の深い松山英樹との一騎打ちに敗れ2位で大会を終えた。
松山英樹、プレーオフ制し今季初V!「次はメジャーを勝てるように」
 コイントスにより先に打った松山のプレーオフ1打目は右のバンカー。しかし、次に放った岩田のティショットはさらに右に曲がり、密集した松林に入った。セカンドは木に当たり再びラフに落ちると、「冷静さもなかった。もっと良い方法があったかもしれなかったけど、木に当たって何も考えられなかった」と木の裏から7番アイアンでフェアウェイを狙った3打目も芝にくわれて脱出はならず。結局グリーンをとらえるのに6打を要し冷静にパーをセーブした松山が大会初制覇を達成した。
 最終組の2つ前の組で回り、トータル15アンダーでクラブハウスリーダーとなった。待っている間は「ショットが良かったので、何もしない方がいけるかなと思った」と普段と変わらず戦況を見守った。しかし、会心のプレーを見せた正規のラウンドから一転してティショットから乱調。「最後がボロボロだった。体力不足なのか…。18ホールで全部使い果たしちゃったかな」と淡々と振り返った。
 岩田自身、松山と同じPGAツアーを目指す身。「WGC-HSBCチャンピオンズ」で3位タイに入ったことで、12月に予定されていたウェブドットコムツアー最終予選会は受験せず、世界ランキングの権利などでポイントを積み重ねてPGAツアー参戦を狙っていくプランに切り替えた。
 「まだまだ、英樹におとっている。すぐには無理ですけど、コツコツと世界を目指したい」。今季悲願のツアー初優勝。そして、松山をはじめジョーダン・スピース(米国)ら世界のトップが集まったこの舞台での単独2位。岩田の歩みは確実に世界につながっていく。
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