松山英樹、プレッシャーをはねのけ今季国内初優勝!(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 最終日◇23日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 松山英樹とのプレーオフに臨んだ岩田寛は、普段から仲の良い大学の後輩の変化を敏感に感じ取った。「最初ティグラウンドで握手した時に、いつもと顔が違った。“勝負師”という感じだった」。トータル15アンダーで並んだ一騎打ちは、その岩田がティショットを右林に打ち込むなど自滅した形で1ホールで幕を閉じた。
松山英樹、プレーオフ制し今季初V!「次はメジャーを勝てるように」
 一方、松山は2ストロークのリードを持って戦った正規のラウンドを「最終日に1つしか伸ばせないからこうやって苦しいことになる」と悔やみながらも、プレーオフに向けて気持ちは切り替えていた。「一番親しくしてもらっている先輩なのでやりにくいと思っていた。でも、少しでもスキを与えたら負けると思ったので、態度悪いと思われたかもしれないけど、それくらいの気持ちだった」と闘志をむき出しにプレーオフを戦って、勝ちきった。
 淡々とプレーを続けた松山だが、心の中ではプレッシャーと戦っていた。今季2試合目の国内登場とあって大きな期待を背負った昨年賞金王。そこに、ダンロップ契約のホストプロとしての重圧も加わった。「なんだか勝たないとダメみたいな雰囲気もあったし、契約選手があまり勝っていないというのもあってなおさら…」。そのプレッシャーの大きさは、優勝者会見の第一声「いやーめっちゃうれしい。最近こんなにうれしかったことはない」という言葉に凝縮された。
 「こんなに4日間集中してゴルフをしたことはなかった。メモリアル(トーナメント)の時より今週の方が集中していた」。今週に限っては米国PGAツアーでの戦いよりも上回った勝利への思い。だが、勝利の満足感と共に課題も残った。
 「最終日に4つもボギーを叩いているし、プレッシャーがかかっていたけど、その中でのプレーがどこまでできるか」。例えば、メジャーでの最終日最終組。今日以上にしびれる場面はこれから何度でもある。「でも、具体的に何をすればいいのか」と笑ったがしっかりと課題を胸に刻み込んだ。
 松山は1週間のオープンウィークを挟んで、タイガー・ウッズ(米国)がホストを務める「ヒーロー・ワールドチャレンジ」に出場。年明けから「ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」、「ソニーオープン・イン・ハワイ」へ出場し、本格的にPGAツアー2014-15シーズンの戦いに身を投じていく。
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