「強精食材として有名なのはウナギですが、ドジョウのほうも負けてはいませんよ」
 こう語るのは、理学博士で精力剤専門店『ごりっぱや』の社長・秋好憲一氏だ。

 意外に知られていないが、ドジョウ一匹分の栄養価は、あのウナギ一匹分の栄養価に匹敵するそうだ。
 「かつては『うなぎ一匹、どじょう一匹』と言われたほど、ドジョウはウナギの代用品としても扱われていたんです。年配の方ならご存知のとおり、昔はどこの川や田んぼにもいたものですからね」
 ちなみに最近は農薬などで水質が汚染されたため、天然のドジョウの数が減ったため、養殖が盛んである。

 ちなみに食用ドジョウは、Sサイズ(6〜8センチ)50匹で、1300円程度。うなぎに比べれば確かに安い。それでいて、勃起力を高めてくれるというのだから、ありがたい食材なのだ。
 「ドジョウもウナギもあの皮膚のヌルヌルに強精効果があるといわれています。また、鉄分も豊富ですから、貧血気味の人にもうってつけですね」

 それ以外にも、ビタミンB2の量は魚類の中でもトップクラス。
 「ビタミンB2をしっかり摂取することで、疲労回復にも繋がります。中高年男性にすれば、ウナギよりも重要な食材かもしれませんね」

 では、そんなドジョウを使った精力レシピとは…。
 「これからの季節は“ドジョウの柳川鍋”がオススメです。体も温まり、栄養素も満点ですよ。鍋は何人かで囲んだほうが美味いので、今回は4人前のつくり方をお教えします」

 材料は以下だ。
 ドジョウ(大きめのものを20匹)、卵(4個)、あとは、ささがきゴボウ、酒、みりん、砂糖、醤油、卵、ネギ、だし昆布をそれぞれ少々。
 「材料はこれだけでOKです。ドジョウを購入する以外は、自宅にある調味料でほぼいけますね」

 これらを以下の順で調理する。
 1 まず、泥を吐かせたドジョウを深めの器に入れて、酒を注ぎ5分待つ。
 2 5分後、ドジョウの背骨にそって(カッターなどで)ドジョウを開く。中骨に頭のところで切れ目を入れ、尾の方まで切り離す。ただし、小さめのドジョウなら背開きせず、そのままでもOK。
 3 ドジョウに薄く塩をふり、フライパンに油を敷いていて両面を焼く。
 4 鍋に水600ccの水と昆布を入れて、火にかける。
 5 昆布は沸騰する直前に上げて、ゴボウを入れる。ゴボウが煮えたら醤油で味付け。
 6 焼いたドジョウを入れて煮たたせ、みりんと、砂糖で味を調え、卵とネギを添える。

 実にカンタン、これで出来上がりだ。
 「ドジョウは臭みもありますが、柳川鍋ならゴボウに含まれるグルタチオンが、ドジョウの臭みを中和してくれます」

 また、鍋などにするのは面倒くさいという方は、そのまま丸ごと食べてしまっても良い。
 「蒲焼にしても、もちろん美味しいですよ。まあ、そのままの姿だと見た目が少々グロテスクなので女性は嫌がるかもしれませんけどね(笑)」

 ドジョウのパワーを大いに使って、この冬はビンビンになろう。

秋好憲一
理学博士。中高年の精力増強、滋養強壮に取り組むこと30年。日本健康信用販売『ごりっぱや』(東京・池袋)の社長。主な著書に『超精力』『腸から始まるアンチエイジング』など多数。テレビやラジオに数多く出演。