下北沢の本屋『B&B』にて、「モーションコミック」の可能性を熱く語る杉井ギサブロー氏、佐渡島庸平氏、山内康裕氏、増子貴志氏(順不同)

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「モーションコミック」ってどんなものか知ってますか?

「モーションコミック」とは、マンガ家の描いた絵に色を付けて、声優が音声を入れ、動きや音楽で演出した動画コンテンツのことです。マンガを動画コンテンツにすることで、マンガの読み方に慣れていない海外のファンにも作品の魅力を伝えられる新たな技法として、今、注目が集まっています。

 とはいえ、熱心なマンガファン以外には、その存在をあまり知られていないのもまた事実です。

 去る11月16日、「モーションコミック」に携わるアニメ、マンガ界の識者が一同に会して、下北沢の本屋『B&B』にて、「モーションコミック」の可能性を熱く語り合いました。

 参加者は、『銀河鉄道の夜』などで監督を手がけ、現在は京都精華大学でも教鞭をとる杉井ギサブロー氏、クリエイターのエージェント会社「コルク」代表で、『宇宙兄弟』などヒット作を生み出している佐渡島庸平氏、マンガに関する多彩な活動を行うマンガナイト代表の山内康裕氏、モーションコミックを制作に携わる会社シフトワンの増子貴志氏らという豪華メンツに、会場は満員御礼。

 手塚治虫のアニメーション制作を目の当たりにしていた杉井氏の貴重な証言や、「コマ」をめぐる日本独特の時間感覚、デバイスがもたらす作品への影響など、来場者は熱心にメモを取りながら、登壇者の話に耳を傾けていました。

 なお、巨匠たちをうならせる「モーションコミック」がどんなものかは、無料で視聴できる「ENSOKU」というサイトで閲覧可能です(11月末からコンテンツ・機能を拡充予定)。現在、『月刊ヒーローズ』で連載中の『ULTRAMAN』(CV:木村良平、内田真礼 他)の第2巻や、「月刊コミックアーススター」で人気の『勝利の女神だって野球したい!』(CV: 井口裕香・井上麻里奈・小倉唯 他)などの11月25日から順次公開予定なので、その迫力を確かめてみてはいかがでしょうか。

 今話題の人気声優も続々とモーションコミックに出演しています。果たしてこの「モーションコミック」が世界市場を席巻するのか、今後のコミック業界への影響が楽しみです。

【関連リンク】
ENSOKU
http://www.ensoku.club