※イメージ画像:『「ももいろクリスマス2013〜美しき極寒の世界〜」LIVE DVD』キングレコード

写真拡大

 ももいろクローバーZとアメリカの伝説的ハードロック・バンド「KISS(キッス)」のコラボが実現することが決定した。来年1月にリリースされるシングルにおいて、『ももいろクローバーZ vs KISS』との名義で発売される予定。同月に結成42年目を迎えるKISSにとっては、初の日本人アーティストとのコラボとなり、両者のファンを中心に期待と注目が集まっている。しかし一部のファンからは、「釣り合うの?」「センスない」「奇をてらうことばかり考えるな」といった厳しい声も。はたして、このコラボは吉と出るか凶と出るか?

「ももクロは来年1月から3カ月連続でシングルをリリースする予定ですが、その第一弾となるのがKISSとのコラボ・シングルです。現時点でタイトルは未定ですが、ももクロ盤、KISS盤と2パターンのシングルがリリースされるとのことで、それぞれのファンに購入しやすいものになるようです。さらに、3月に予定されているKISSの東京ドームでの来日公演にも、ももクロメンバーは参加することが決定しており、来年の初旬は彼女たちとKISSが日本に旋風を巻き起こしそうです」(音楽誌ライター)

 ももクロといえば、これまでレディー・ガガ公演のオープニング・アクトを務め、氣志團や神聖かまってちゃんなどのロック・バンドと"対バン"するなど、ファンの意表を突くコラボを次々に実現させてきたが、KISSとのコラボはそれらを上回る衝撃となる可能性を感じさせる。なぜなら、今回のコラボは一過性のライヴ共演ではなく、作品として世に送り出され、形に残るもの。世界中にファンを擁するKISSとの共作は、iTunes Music Storeで世界約120カ国に配信予定で、ももクロ盤以上に世界各地で売られるはずだからだ。これをきっかけに彼女らの知名度がワールドワイドにさらに上昇するのは間違いないだろう。

「特筆すべきは、今回のコラボ企画が、ももクロサイドからではなく、KISSのほうから打診してきたという点でしょう。メンバーでギタリストのポール・スタンレー(62)は『ももいろクローバーZの音を聴き、ロックでスタイリッシュでももクロ史上に残る特別な曲を彼女たちのために作ることができると確信した』と経緯を語り、ベースのジーン・シモンズ(65)は『このスーパースター・ガールズと同じステージに立ってみたい。素晴らしいことになるはずだ』と期待に胸膨らませています。今年6月に行なわれたイギリスの人気ハードロック・バンド『デフ・レパード』とのツアーの際も、相手に惜しみなく賞賛の声を送った彼らですが、ももクロへの発言はそれに十分匹敵するものといえるでしょう(笑)」(同氏)

 17日に放送された情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)では、彼女らの熱烈ファンを公言するジャーナリストの勝谷誠彦氏(53)も、興奮を隠せない様子でこのプロジェクトを大絶賛している。ファンとしては期待が高まるばかりだが、あまりに想定外の事態には、前述のようなネガティブな声も噴出している。

「想定外の見方もありますが、ある意味、奇をてらった展開はお馴染みともいえるもので、その部分に食傷気味のファンもいるのでしょう。成功するか否かは...、彼らが作る曲次第でしょうね。ちなみにこれまで彼女らのシングルで1位になったのは、オリコン入りした17曲中1曲のみですが、話題性抜群のKISSとのコラボシングルがどんな順位を記録するのか気になるところです。KISS盤のアメリカでの順位ですか? 彼らは元来シングルがヒットするバンドではなく、アルバムやライヴ重視のバンドなので、その辺は期待しなくていいでしょう」(芸能ライター・織田祐二氏)

 ハード・ロックのジャンルとともに、ヘヴィー・メタルやグラム・メタルといった呼称でも知られるKISS。蛇足ながら、来日のあかつきには、アイドルとメタルを融合させた3人組アイドルユニット・BABYMETALとの共演なども望みたいところだが。

「十分ありえるでしょう。むしろ、そっちのほうがしっくりくるという気もします。KISSとしては来年の来日公演はあくまで40周年のアニバーサリー・ツアーの一環なので、使えるアイディアはフルに使うはずです。さすがに、ももクロのほかにBABYMETALとコラボ・シングルを出すとなれば節操がないと批判を受けるでしょうが...」(織田氏)

 これまでもそうだったように、期待や賞賛から不安や批判に至るまで、その都度様々な声を丸ごと飲み込み、それによって、さらに大きく成長したのがももクロ。2015年の彼女らを占う意味でも、早くそのスペシャルな楽曲を耳にしたいものだ。
(文=ニイゼキユウジ)