歌手で女優の酒井法子(43)が、14日に放送されたTOKYO MXの生番組『5時に夢中!』(毎週月―金午後5時)に出演した。番組では社会現象にもなった「のりピー語」を当時は嫌に思うことがあった等の裏話や、美貌を持続する秘訣を聞かれて「運動してますし、食べ物を気を付けたり…今更健康を語るなよって思うでしょ。でも健康オタクなんです」と自虐するなど「吹っ切れた」様子を見せた酒井だが、その彼女にタレントのミッツ・マングローブ(39)は質問攻めを繰り返した。

 この日の放送では、酒井へ遠慮しがちのMCのふかわりょう(40)に対して、ミッツは鋭く質問を浴びせた。「上司と部下」という話題では、松田聖子さんからアドバイスを受けたことはある?と聞いたふかわに対して、ミッツは「先輩に悪態をついたことありますよね」と、桂銀淑の名前が読めず=“かつらぎんしょう”と読んだ=本人を前にして「誰?」と失言した事件などを聞き出した。

 また、再婚についてふかわが投げかけると、ミッツは「今はいないですか」、酒井「いないですね」、ミッツ「ときめく人も」、酒井「なかないないですね」、ミッツ「ここ数年いないですか」、酒井「ここ数年いないですね」と応酬を繰り返し、更にミッツは「今日実物見たけど、まだメス、メスっていう感じ。だから周りがほっとかないですよ」と“女性”としても魅力があることを独特の言いまわしで表現した。

 これだけではない。ミッツは「男運がないとご自覚はあるんですか」と尋ねると酒井は「そうかな、どうですかね」。更にミッツ「燃え盛る方ですか」、酒井「あんまりその人を知らずにというか、パーッと好きになり過ぎちゃうんでしょうね。もう少し人は段階を踏んで物事を進めていくんでしょうね」と自省させた。

 この日のために設けられたミッツによる酒井への質問コーナーでは事件については触れていないものの更に踏み込んで行われ、のりピーブームや海外での人気っぷりの真相、当時の想いなどを聞き出した。

 このうち、ゆるキャラの走りとも言えるのりぴーグッズについては、現在もサインを求められた場合には色紙にのりぴーのキャラクターを描くことを明かした酒井に、ミッツは「健気な女」と一言。

 台湾などアジアで人気を博した当時の話では、事務所が営業やプロモーションをかけてブームを起こしたわけではなく、映像や写真、プロマイドが最初で、次に自身が出演したドラマが現地で流れて人気に火が付いたと、酒井は説明した。

 清純派で可愛いキャラで人気を集めた酒井だが、この売り出し方についてミッツは「本当はツッパリ路線で行きたかったらしいですね」と尋ね、酒井「憧れましたね。清純な聖子さんとか明菜さんみたいに、ちょっと影があって大人の。ものすごく好きだったのは聖子さんだったけど」と回答。

 矢継ぎ早に「黒い革ジャンを着て…工藤静香を見ていいなと」と問うと、酒井「いいなと思った」と笑顔。その後もテンポよく、ミッツ「なんで私はのりぴー音頭なんだろうって」、酒井「そう。良くご存知で」、ふかわ「のりピー語がうざったくなった」、酒井「ありましたね。なんで私だけ」と答えた。

 更にミッツは「だからね、本質的にはタチが悪いんですよ」と言うと、自分でもそう思っているのか酒井は笑顔で3度頷き、ミッツ「ファンとして最初から見抜いてましたら〜ぜんぜん幻滅なんてしていない」と語ると、共演者の中尾ミエ(68)からも「自分が楽な生き方をしたほうがいい、タイミングがあるから、やるなら今ね」助言。ミッツも「気に食わないことは舌打ちしていいんじゃないですか。そういうのりピーが見たい、もう年だし」と続けた。