武藤俊憲、ツアー6勝目にあと一歩届かず(撮影:上山敬太)

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<三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日◇16日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)>
 デービッド・オー(米国)とトータル11アンダーで並んで迎えた最終18番。武藤俊憲の約1メートルのバーディパットは左カップに蹴られて、ギャラリーの悲鳴まじりの嘆息を誘った。

 一歩抜け出すことができず最終組のプレーをパッティンググリーンで待ったが、オーがバーディで締めくくって終戦。「最後のパットは何とも言えない。思ったところに打っていると言えば打っているし」。ツアー通算6勝目はあと一歩のところで武藤の目の前から消えた。
 パー5の3番、同じくパー5の6番とバーディを積み重ね、前半で早々に首位の座をとらえた。しかし、傾斜に切られたカップに対し思うようにチャンスが決まらない。「フェアウェイからグリーンを外すこともありましたし、なんとかパターとアプローチで拾ってはいたんですけど」とノーボギーで回りきったことは評価したものの、「あれ(最終ホールのバーディパット)をきっちり入れてプレーオフに残るというのが一番大切だったと思う」と勝負どころでの取りこぼしを悔やんだ。
 5月のミズノオープンでコースのくぼみにはまり左足首の靭帯を損傷。本格的な練習を再開して、わずか1か月ほどで単独2位という結果は残した。だが、頂点が見えての2位に笑顔はない。「この世界は勝ってなんぼだし、成績を出してなんぼ。良い材料ではあるけれど、今後の糧にしていきたい」。復調気配とV逸の悔しさは残すシーズンの推進力としていく。
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