「精のつく食材として、古くから有名なのが、納豆やオクラ、山芋といった“ネバネバ系”です。これらの食材にはムチンという成分が含まれているんですね」
 と語るのは、理学博士で、精力剤専門店『ごりっぱや』の社長・秋好憲一氏だ。
 「ムチンには胃の粘膜を保護する働きがあるんです。胃腸は栄養を吸収する健康維持の根本となる臓器なので、体の元気に繋がります。疲労回復効果はもちろん、精力アップ、さらに体の若返りにも役立つのです」
 まさに中高年男性には欠かせない成分なのだ。そこで今週は、秋好氏流の「ネバネバ系」食材を扱った精力レシピを紹介しよう。

 まず一つ目は『オクラと山芋の粘り小鉢』だ。
 材料は、オクラ(16本)、山芋(3分の1)、卵黄(1個)、カツオダシ(少々)、醤油(少々)、青のり(少々)。
 1 まずオクラは塩で揉み、表面の産毛を取る。茹でたあと、適度な食感が残る程度に小口切りにする。
 2 山芋を擦り下ろし、薄く味をつけたカツオダシで割りながらすり鉢で伸ばす。
 3 最初に1のオクラを器に敷き、その上に山芋をかける。さらにその中央に卵黄を乗せて、最後は青のりをかける。
 「あとはぐちゃぐちゃにかき混ぜて、ネバネバを存分に出して食べればいいだけ。ご飯にかけても美味しいですし、お好みで納豆を加えれば、さらにネバネバ効果が増しますよ」

 作り方も非常に簡単なので、おやじのレシピに取り入れたいところだ。
 「この料理の良さは、ネバネバ効果はもちろん、ご飯が進む点です。やはり“性とは食なり”で、食わなければアッチも強くならない。最近は体型を気にしてか、中途半端な食事制限型のダイエットをしている中高年男性も増えていますが、あまりオススメできませんよ」

 もし、ダイエットを本気でしたいのなら、筋力トレーニングも取り入れる。
 「年齢とともに筋力はどんどん落ちてきます。すると、男性ホルモンの分泌も減少して、性欲も湧きにくい。痩せたいのなら、体重を落として体を絞るのではなく、筋肉をつけて格好いい体型を目指すべきなんです。そのためには、どんどん食べることも大事」

 食が進む点では『厚揚げのナメコ和え』もオススメ。
 材料は、ゴマや豆入りの厚揚げ(1枚)、ナメコ(1パック)、三つ葉(少々)、ショウガ(一片)、日本酒(大さじ3)、醤油(少々)、塩(少々)、ゴマ油(少々)。
 1 厚揚げはザルに入れ、熱湯を上からかけて油抜きしたあと、網で表面を焼く。
 2 ナメコは石突きの部分を取り、食べやすい大きさに分ける。ゴミや汚れは水洗いせずに取る(キノコ類は胞子が流れてしまうので水洗いしない)。
 3 沸騰したお湯に塩を入れてナメコを茹でる。茹で上がったらザルにあげて、水を切り、冷ます。
 4 フライパンに酒とショウガを入れて3のナメコを炒める。塩と醤油で味を付け最後にゴマ油で風味付け。
 5 器に入れておいた1の厚揚げにのせる。
 「ナメコのネバネバでスタミナ増強。さらに、豆の栄養満点の厚揚げが加わり、疲労回復に繋がります」

 食欲&スポーツの秋にネバネバを摂って筋肉を付け、肉体改造に励もう。

秋好憲一
理学博士。中高年の精力増強、滋養強壮に取り組むこと30年。日本健康信用販売『ごりっぱや』(東京・池袋)の社長。主な著書に『超精力』『腸から始まるアンチエイジング』など多数。テレビやラジオに数多く出演。