遠藤保仁 (撮影:岸本勉/PICSPORT)

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やっと日本代表の本来の姿が戻ってきました。今までの試合とは格段に違ったと思います。6点取ったことよりも、内容が良くなりました。

守備の意識が徹底され、ボールを奪ってすぐに攻撃に切り替えることができました。アグレッシブに動き出し、選手の動きも連動していました。

香川と本田が落ち着いて攻撃を組みたてられたことが大勝の要因だと思います。2人が絡んだときにいいリズムができて、味方選手も安心して前の選手を追い越していき、波状攻撃ができました。ただ、それを支えたのは遠藤と長谷部が入って、中盤が落ちついたこと。やはりこの2人は代表チームに必要です。

乾と豊田という途中投入された選手が結果を出したことも好材料です。また、これまではゴールを取ったら起きていたスピードダウンがなく、最後まで相手ゴールに向かったことが素晴らしかったと思います。

と、ここまで褒めてきましたが、厳しく言うと、これが本来必要だったのではないかと言うことです。経験のある選手を先発で使い、新しい選手を少しずつ交代させてはどうか、とこれまでのコラムでも書いてきました。

その定石を踏めば、日本代表はこの程度の力は持っていると思います。次の試合もこのやり方と、今日ぐらいのアグレッシブさを持って戦ってくれれば、未来も見えてくるのではないでしょうか。

今日の試合を採点すると70点。たまにはこれくらい優しく評価してもいいかもしれませんね。とにかく勝ってよかった。