14日にワルテル・マッツァーリ監督の解任とロベルト・マンチーニ新監督の就任を発表したインテルは、地球上で最もコストのかかる指揮官の一人に賭けることにした。マンチョ(マンチーニ監督)がコストのかかる指揮官であることは、ミステリーではない。

マンチェスター・シティ時代には、ボーナス別で年俸800万ユーロ(約11億7000万円)のサラリーだった。ガラタサライ時代も高給だった。これからは、インテルだ。3年間でインテルは税込2100万ユーロ(約30億6000万円)を支払うことになる。さらに、マッツァーリ氏に対する補償金もある。合計すれば、3500万ユーロ(約51億円)だ。

来季からマンチーニ監督はセリエで最もサラリーの高い指揮官となる。なお、2016年までの契約を結んだマッツァーリ監督も350万ユーロ(約5億1000万円)と最も高いサラリーだった。

マンチーニ監督はこれからの半年で270万ユーロ(約3億9000万円)を手にし、来季からは400万ユーロ(約5億8000万円)の年俸となる。さらに結果に応じたボーナスもつく形だ。そこに税金などが加われば、合計で2100万ユーロとなる。さらに、マンチーニ監督のスタッフのサラリーもそこに加わる形だ。

一方で、マッツァーリ監督に対する補償金もある。税込700万ユーロ(約10億2000万円)だ。つまり、今後2年で1400万ユーロ(約20億4000万円)となる。マンチーニ監督のサラリーとあわせて、3500万ユーロだ。インテルは今後、UEFAに説明しなければいけなくなるだろう。