<三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目◇14日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)>
 “67”の首位発進で幕を開けたバッバ・ワトソン(米国)のショータイム。この日の主役もやっぱりこのマスターズチャンピオンだった。ワトソンは1イーグル・3バーディ・3ボギーの“70”でスコアを2つ伸ばしトータル7アンダーでフィニッシュ。首位の座は藤田寛之に譲ったものの、絶好の位置をキープして週末の戦いへ移ることとなった。
バッバ・ワトソン、あいさつ代わりの推定350ヤード弾
 急激な冷え込みに見舞われたこの日の御殿場。朝におりた霜の影響により30分遅れで競技はスタートした。それでも、ワトソン、石川遼、谷原秀人のメイン組についたギャラリーは初日を大きく上回った。1番ティでは打ち下ろしのティショットでトレードマークのピンクドライバーを振りぬくと、ボールは約350ヤード先のクロスウェーに到達。約5メートルのフックラインを沈めてこの日もバーディを先行させた。
 7番、8番と連続ボギーとしたものの、ハーフターン直後の10番でメイクミラクル。ティショットで350ヤード地点をとらえると、そこから約50ヤードを直接放り込んで圧巻のイーグルを奪取。「ラッキーだった」というコメントとは裏腹に、富士のふもとはこの日最大の歓声に包まれた。
 その後は「風がいろいろなところから吹いてきてトリッキーだった」とスコアを伸ばせなかったものの、「ピンポジションがいくつかタフなところもあったので2アンダーはしょうがない」と余力を十分に蓄えたまま予選2日間の戦いを終了。「明日以降もいいティショット、いいアイアンショットを打って、いいパットを入れるだけ」。シンプルに淡々と、レフティは前を見据えた。
 プレー中にその表情を崩すことはめったにないワトソンだが、コース外では日本を満喫している。前日の夜には関係者とカラオケに興じ、「大好き」と語るマイケル・ジャクソンの曲を熱唱。アメリカではリッキー・ファウラー、ハンター・メイハン、ベン・クレーンと共に「ゴルフボーイズ」というユニットで活動するなど、コース外でも意外な才能も発揮するレフティモンスター。もちろん、カラオケのステージだけじゃない。プレーでもスポットライトを浴び続ける準備は整っている。
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