05年のホンジュラス戦の先発メンバー。現日本代表で出場した選手はいないが、唯一遠藤がベンチ入りしている。(C) SOCCER DIGEST

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 日本代表は11月14日に、豊田スタジアムにホンジュラスを迎え撃つ。アギーレ新体制の5戦目となる今回の相手と、日本は過去2度対戦している。そして、いずれの試合も派手な撃ち合いの展開となっているのが、このカードの特徴だ。
 
 最初の対戦は、2002年の日韓ワールドカップ直前の5月に行なわれたキリンカップである。開始15分で先制を許した日本は、26分に中村俊輔のFKで追いつくものの、1分後に相手エースのパボンにゴールを許し、苦しい展開を強いられる。
 
 41分には、再び中村がCKから直接ゴールネットを揺らしたが、その3分後またもやパボンに勝ち越し点を許してしまった。結局後半に猛反撃に出た日本は、三都主アレサンドロがPKを決めて追いついたものの勝ち越し点を奪い切れず、本大会直前になって守備の脆さがクローズアップされる格好となった。
 
 2度目の対戦は05年9月のキリンチャレンジカップ。日本はすでに同年6月にワールドカップ予選を突破し、本大会のメンバー入りを巡ってサバイバルの渦中にあった。モチベーションとしては十分なはずの日本だったが、02年の対戦と同様に前半だけで3失点の“失態”を演じてしまう。
 
 後半に入り、柳沢敦の2ゴール、小笠原満男の勝ち越し弾などで5-4のスコアで勝利は収めたものの、やはりその結果には本大会に向けた課題や不安の声が大きく取り沙汰された。
 
 過去の対戦当時のホンジュラスは、02、05年ともにワールドカップ予選での敗退が決定。モチベーションとしては日本よりも落ちるうえに、長距離の移動や時差による疲労もあったはずだ。2試合とも、後半になって急激に失速したのは、その辺りに原因があったとも言えるだろう。
 
 今回の対戦は、互いにロシアを目指す新チームでの激突となるが、移動距離や時差、ホームアドバンテージを考えれば日本に有利な条件が揃っているのは間違いない。
 
 守備の強化を声高に叫んできたアギーレジャパンである。くれぐれも前半での大量失点、相手の急失速に助けられての大量得点といった大味なゲームだけは避けたい。できることなら、3-3、5-4ではなく、3-0、5-0の試合を見せてほしいものだ。

【日本代表photo】02・05年のホンジュラス戦