日本vsホンジュラス 試合前日のアギーレ監督会見要旨

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 日本代表は13日、試合会場の豊田スタジアムで公式練習を行い、14日のホンジュラス戦に向けて最終調整した。ハビエル・アギーレ監督も3日ぶりに合流し、今合宿で初めて練習の指揮を執った。

以下、練習後のアギーレ監督会見要旨

ハビエル・アギーレ監督

「明日の試合は立ち上がりから勝ちに行かないといけない。ホームでプレーするし、前回、痛い敗戦があった。全員にまだ刺さっているトゲを抜くためにも勝利が必要だ。ホンジュラスは昔からよく知っているチームで、敬意を払う。若いチームで、良いプレーをしようと心がけている。密度の高いシーソーゲームになるかもしれない。小林悠のケガは残念だが、ケガもサッカーには付き物だ」

―久しぶりに合流して選手の変化は何か感じたか? 明日に向けてどんなことを強調してトレーニングしたのか?

「非常に真剣に、プロフェッショナルな姿を見せてくれている。不在にしていた間の練習の映像もチェックしたが、集中してできていたと思う。私のいない間も良い姿勢でやってくれたと思うので感謝している。明日の試合に関しては、今日のフォーメーション練習で前からプレッシャーをかけることを確認した」

―合宿で指導する時間が短かったが、結果を求める試合という位置づけは変わらないか?

「殿堂入りということで、前から決まっていたので参加したが、殿堂入りは一回だけなので、今回限りだ。私は20年間、監督業務を行っているが、不在にしたことは今まで一度もなかった。殿堂入りが2度あることはないので、今後もない。一生に一回だ。

 練習はすべてプログラムしてから(メキシコに)行ったのでまったく問題ない。計画したとおりにトレーニングできた。映像を見ても、真剣にしっかりと練習ができていた。明日の試合がうまくいかないという言い訳はまったくない。私がいてもいなくても、同じ内容のトレーニングをした。今日、私が来て、選手たちと話しながら練習したが、明日はうまくいくと思っている」

―明日の試合で重点的に確認したいことは? キャプテンはだれにするのか?

「前からプレッシャーをかけるトレーニングをしたと言ったが、90分間プレッシャーをかけ続けることは難しい。状況によっては少し下がって待つこともしないといけない。そういう練習も行ったし、FKなどセットプレーも練習した。

 キャプテンは長谷部だ。経験豊富で、重要な存在であり、ピッチ内でもピッチ外でもチームを安定させる存在だ」

―厳しい日程でメキシコに行って、日本サッカー界にとって有益な出来事はあったか?

「世界各国の方々から日本人選手について質問された。アメリカやヨーロッパで日本代表を見たいという話も聞いた。メキシコ国内の方々も日本により興味を持つようになったし、アメリカやスペインの友人もそうだ。あらゆるメディアから日本人選手について質問を受けた。そうやって日本に興味を持ってもらうことは日本にとって有益だと思う」

―これまでの4試合でまだ3得点だが、攻撃面については?

「今までの試合は相手も含めて分析しないといけない。ブラジルは昨日、トルコに4-0で勝った。まだ失点していない。ウルグアイと対戦して点を取ることも難しい。ポストに当たった場面、PKにならなかった場面もあった。ベネズエラ戦では2得点したが、さらに2得点するチャンスがあった。ジャマイカ戦は1点だったが、あと3点入っていてもおかしくない試合だった。

 とはいえ、結果的にゴールが少ないのは事実だ。明日の試合でゴールが少ない状況を変えていければと思う。豊田はJリーグで15得点している。岡崎はドイツで、(本田)圭佑もイタリアで点を決めている。武藤も13点。離脱してしまったが、小林も13点取っている。つまりゴールを決められる選手はいるということ。遠藤も(香川)真司も点を取れる。あまり心配はしていないが、現実として実際にゴールを取らないといけない」

―監督の不在中、本田が監督の考えを選手に伝えようとしていたが?

「本田や遠藤のように、若い選手に力を貸してくれる彼らに対して敬意を表したい。その2人が今回の合宿でのあと2人のキャプテンだ。非常にプロフェッショナルで、彼らの態度が見本になって若手が成長できると思う」

―小林が離脱して森岡を追加招集したが、2人はポジションや役割が違うが?

「何度も言っているが、私は複数のポジションをこなせる選手を好む。(森岡)亮太は中盤でもプレーできるし、前線で使うこともできる選手だと思う。真司をアウトサイドで使って、亮太を中に入れることもできる。これまでに何度も見て、知っている選手であり、良いと思っているから呼んだ」

―遠藤、内田、今野というブラジルW杯に出場した経験のある選手が戻ってきたが、チームにどんな影響があるか? 昨日までの練習を見ると、3人はスタメン候補のようだったが?

「W杯でプレーしているし、経験を積んだ選手たちだ。それぞれのクラブでも高いレベルでプレーしている。そしてアジア杯が近づいてきている。1月のベースをつくらないといけない。

 遠藤がスタメンだということは今、伝えておきましょう。それ以外は言えない。遠藤対ホンジュラスというチームだ(笑)」

(取材・文 西山紘平)