12日の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、松岡修造が錦織圭のサーブを実演する際、ミスをする一幕があったが、放送されなかった「奇跡」が起きていたことを本人がブログで明かした。

番組のスポーツコーナーが野球からテニスの時間帯に変わると、デスクに座っていた松岡は、おもむろにラケットとボールを手にした。

そして、「ATP(ワールドツアー)ファイナル。実際、錦織選手は2回戦いました。対戦相手は史上最強のプレイヤー、ロジャー・フェデラーと戦いました。みんなは『完敗』と言っている。僕はそう思ってはいないんです」と語りながら、スタジオから隣接する美術倉庫へと歩いて移動した。

美術倉庫に着いても松岡は語り続け「なぜなら、完全に圭が押していた状況、たくさんあった。ただ、1つだけ足りないものがあった。それがこれです」と言うと、カメラに向かってラケットを構え、実際に強烈なサーブを打った。

VTRで流れる錦織の試合について、松岡は「完全に錦織選手が『ファーストサービスだけは課題でしたね。もうサービスも遅いですし、コースも悪いし。ほとんどサービスのポイントがなかった」と課題を口にした。

錦織の次の相手はイギリスのミロシュ・ラオニッチとなる。松岡は「さあ、ラオニッチに勝ちたい。錦織さんは自分のサービス、このサービスを打てば、勝ちます」と、再びラケットとボールを構え、再度、カメラに向かって強烈なサーブをしてみせた。サーブが決まると、松岡は思わず「ナイスサーブ!」とシャウトした。

さらに松岡は、錦織のサーブの悪い例を、自身でフォームを真似て解説しながら「じゃあ、明日までに大丈夫かというと、大丈夫なんです。テニスというのは、サービスだけは、相手に左右されないもの。しっかりと修正する時間もありますし、(コーチの)マイケル・チャンとやっていました。後は、何が必要になってくるのか!」と声を張った。

そして、松岡は「圭」と書かれたテニスボールを顔に近づけ、カメラ目線で「そうです…。僕が、11歳の頃から錦織圭選手に言っていたこと。もう1回言わせてくれ。圭、圭なら絶対に、できる!」と、言葉を噛みしめると、再びサーブのポジションに入り、ボールをリリースすると、力を込めてサーブを打ち込んだ。

ところが、このサーブはジャストインせずに、「圭」ボールは大きく曲がって、壁に備え付けられていたロッカーに直撃してガシャっという大きな音を立てた。松岡のサーブミスが余韻を残したまま、番組はCMに突入し、放送事故のようなシュールな映像となってしまった。

ところが、この事故には後日談がある。松岡の公式サイト「修造コラム」によると、最後のサーブミスしたボールが当たったロッカーに、「圭」の字がクッキリと残っているのだという。驚くべきことに松岡は、ボールに書かれた「圭」の字をロッカーに、スタンプのように転写してしまったのだ。

【ATPツアーファイナル】錦織圭選手の運命の一戦を前に『奇跡』が! | 修造コラム | 松岡修造オフィシャルサイト」には、直後の様子がつづられており、「圭」の字が写ったロッカーの写真もアップされている。松岡は「僕が目にしたものは、まさに奇跡だった!」と感激しているようだ。

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