映画『アナと雪の女王』
 - Kevin Winter / Getty Images

写真拡大

 世界興行収入12億7,421万9,009ドル(約1,274億2,190万900円)を記録したディズニーの大ヒットアニメーション映画『アナと雪の女王』で少女時代のエルサの声を担当した女優のギャラは、926ドル20セント(約9万2,620円)だったようだ。TMZ.comが伝えた。

 『アナと雪の女王』は、王家の姉妹、エルサとアナというディズニー映画史上初となるWヒロインを擁した作品。15歳のスペンサー・レイシー・ゲイナスが担当したのはティーンエイジャー時代のエルサの声で、触れたものを凍らせる力が次第に強くなり、両親に不安を訴えるシーンなどで彼女の声を聞くことができる。

 926ドル20セントというスペンサーのギャラは、裁判所に提出された彼女の契約書から判明したという。これはこの仕事での1日あたりの最低賃金とのこと。TMZ.comは、もっと幼いころのエルサは別の女優が、さらに成長したエルサはイディナ・メンゼルが演じているためスペンサーのセリフは少ないといえども、歴代世界興行収入ランキング第5位の映画のギャラとしては少なすぎる、彼女はもっと腕のいいエージェントを雇った方がいいと報じている。

 これには「俳優たちが契約によって言いくるめられているいい例だ」「エージェントを変えなよ」というギャラの少なさに同情する声がある一方、「同情の余地なし。1日で約100ドル(約10万円)も手に入れたんだから」「自分で契約書にサインしたんだろ」という意見も多い。(朝倉健人)