朝ドラ「マッサン」はリアル?国際結婚は簡単じゃない!
 またしてもNHKの朝ドラが高視聴率を記録しているようです。玉山鉄二さん主演の「マッサン」を皆さんはご覧になっていますか?

 玉山さん扮する亀山政春が、日本初のウィスキー作りに挑戦するというストーリーなのですが、何よりも目につくのはイギリス人のお嫁さん、エリーさんの可愛さ! 毎朝夫婦のラブラブ新婚生活が拝めるというありがたいドラマなのです。

 しかし、このドラマを見て「国際結婚のシビアな部分が描かれていて実にリアル」と話すのは、SEとして働くアイさん(仮名・29歳)。

 というのも、アイさん自身も大恋愛の末、国際結婚したという過去をお持ちなのです。

「ドラマでも、文化の違いが原因で夫婦喧嘩するというシーンが何度もありますが、現実でもそう。しかもそれがずーっと続くわけです。私自身、本当に大変でした」

◆1年で離婚に……国際結婚の壁は高かった

 交際1年を経てヨーロッパ圏某国の夫、アントニーさん(仮名・当時26歳)と結婚したアイさん(当時24歳)。幸せな新婚生活が待っているかと思いきや、現実はそうではなかったようです。アントニーさんの母国に移住したアイさんは、早くも国際結婚の壁にぶち当たることになります。

「彼の実家は、祖父母、両親、姉夫婦とその子供が住む4世代家庭。歓迎はされたけど、ネイティブ同士の外国語はまだ聞き取れず、会話に入っていけませんでした。毎日ポツンと一人で過ごしてましたね。まさにドラマの初期のエリー状態。

 それだけじゃなく、家がとにかく不潔。例えば、冷蔵庫に食材の生肉を直置きするのは当たり前だし、バスタブはカビだらけだけど誰も気にしない。彼にそのことを言っても、『日本人は細かいことを気にしすぎる! この国ではどこの家でも大体こんな感じだよ』と取り合ってくれませんでした」

 お国柄の違いだと諦めたアイさん。ところが、彼の様子が徐々におかしくなっていくのに気づきます。

「彼は輸入商品のネットショップを運営していたんですが、私の知らないうちに廃業していたんです。それについて問いただすと『すぐに次の仕事を見つけるから心配しないで』の一点張り。義父母も『若いから仕事はすぐに見つかる』とのんびりすぎる発言。おおらかな国民性が私には理解できませんでした」

 毎日遊んでばかりの夫に耐え切れなくなったアイさんは、日本できちんと就職することを決意。すると彼も人が変わったように『僕も日本で仕事をする』と再び二人は日本へ。しかし、そこでアイさんは彼の信じがたい行動を目撃するのです。

「てっきり仕事を探してくれるかと思ったら……彼、日本人の女の子と浮気してたんです。しかも独身のフリして。職探しに出かけたハズの彼が、知らない女と仲良く手をつないでデートしてるのを見た時は、卒倒しそうでした」

 それがきっかけとなって二人は離婚。1年あまりの結婚生活にピリオドを打つことになったのです。

「振り返ると、国際結婚だから失敗したっていうよりは、私の男を見る目がなかっただけな気もしますね……。ただ、この前たまたま彼のFacebookを見つけたんですけど、日本人の恋人との写真がバッチリアップされてましたよ。『日本最高!』って言葉も。彼も外国の女の子からチヤホヤされたかっただけなんでしょうね」

 アイさんにとって、国際結婚の壁は思ったよりも高かったようです。今のところ、結婚の予定はないとのことですが、ドラマ『マッサン』のような、素敵なお相手が見つかることを陰ながら応援させていただきます!

<TEXT/北条マサ子(清談社)>